AD・ADO-MICRO
小径穴加工の主なトラブル要因は、切りくず排出の不安定さです。AD-MICROは、小径穴加工に最適化された切れ刃仕様と溝形状により外部給油でも安定した切りくず形状を形成し小径穴の連続加工を可能にします。油穴付きタイプのADO-MICROは、抜群の切りくず排出性を誇る溝構造とオイルホールの効果で、小径の深穴を「安定」かつ「高能率」に加工します。深穴でもノンステップで加工でき、ステップ加工と比較すると約9倍の加工能率を実現します。
特長

- 小径穴加工に最適化された切れ刃仕様
- 抜群の切りくず排出性を実現する溝構造
- ドリル仕様に最適化されたコーティング
AD-MICRO:KeptAコーティング
ADO-MICRO:IchAdaコーティング



対応
低炭素鋼・中炭素鋼・高炭素鋼・合金鋼・調質鋼(35~45HRC)・ステンレス鋼・鋳鉄・ダクタイル鋳鉄・銅合金・アルミ展伸材・アルミ合金鋳物・チタン合金・インコネル・マグネシウム合金(タイプにより対応被削材は異なります)
ラインナップ
小径超硬ドリル
- 4Dタイプ(AD-MICRO 4D) φ0.5~φ3
- 10Dタイプ(AD-MICRO 10D) φ0.5~φ3
小径油穴付き超硬ドリル
- 2Dタイプ(ADO-MICRO 2D) φ0.7~φ2
- 5Dタイプ(ADO-MICRO 5D) φ0.7~φ2
小径油穴付き超硬ドリル ロング形
- 12Dタイプ(ADO-MICRO 12D) φ1~φ2
- 20Dタイプ(ADO-MICRO 20D) φ1~φ2
- 30Dタイプ(ADO-MICRO 30D) φ1~φ2
加工事例
ノンステップ加工で加工能率約9倍

環境配慮
機械停止時間を削減し省エネルギー
安定した切りくず形状は、切りくずトラブルによる機械停止時間を削減し、総加工時間の短縮や消費する電力の抑制につながります。安定した工具の長寿命化は廃棄物の削減につながり、省資源化を実現します。



