TiNコーティングねじ用限界ゲージ
TIN-LG・TIN-HL-LG
TiNコーティングねじ用限界ゲージは、ねじ部表面にTiNコーティング(金色)を施してあり、コーティングの付着状態によりねじゲージの摩耗状況の目安を目視で判断できます。
また、高硬度のTiNコーティングにより錆びにくく耐摩耗性も向上するため、ノンコート品と比較して5~7倍の長寿命化を実現します。等級として、JIS(ISO等級)・2級(従来JIS)・ユニファイ(UNJねじ)3B級をご用意しています。
特長
摩耗状況の目安を目視で判断可能
- 錆びにくい
- ノンコート品と比較して5~7倍長寿命
- 日常点検に有効
ラインナップ
TiNコーティングねじ用限界プラグゲージ(TIN-LG)
- JIS(ISO等級) M2×0.4~M12×1.75
- 2級(従来JIS) M2×0.4~M12×1.75
- 3B級 0.1380 - 32 UNJC~0.7500 - 16 UNJF
TiNコーティングインサートねじ用限界プラグゲージ(TIN-HL-LG)
- 3B級 0.1380 - 32 UNJC~0.7500 - 16 UNJF
校正と日常点検
校正の必要性
ねじゲージは計測機器のため、定期的な校正が必要となります。ねじゲージを使用すると摩耗するため、摩耗により規格から外れていないかどうかをチェックするのが「校正」です。校正をすることでねじゲージが規格を満たすことが保証され、校正されたねじゲージでねじを測定することでねじの品質が保証されます。校正は、規格で定められた方法により高い熟練度が必要な三針測定や点検ゲージなどの設備を用いて行われます。一般的に、1年~2年の周期で定期的な校正が必要とされています。
オーエスジーでは、ねじを熟知したメーカーならではの優れた技術と経験を生かし 「ねじゲージ」「プレーンゲージ」の有料校正を実施しております。
日常点検の必要性
定期的に校正を行うだけでは校正時に規格内だったねじゲージが次回の校正までに摩耗で規格を外れてしまう可能性があります。従って、使用前にねじゲージの摩耗状況を確認する「日常点検」をおすすめします。しかし、一般的には摩耗状況をねじゲージの見た目から判断することは困難です。さらに、ねじプラグゲージは三針測定による校正となり、高い測定技術を必要とします。そこでオーエスジーでは、日常的にねじゲージの点検ができる「摩耗点検ねじゲージ」と摩耗状況が目視できる「TiNコーティングねじ用限界ゲージ」を標準品でご用意しています。
TiNコーティングねじ用限界ゲージを使用した日常点検
日常点検は、いつでも誰でも簡単に摩耗状況を確認できる仕組みを作ることが非常に重要です。TiNコーティング付きなら、摩耗状況を目視で確認できるため、日常点検に非常に有効です。