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基本的な考え方

オーエスジーグループは、持続可能な社会の発展に向け、株主の皆様をはじめお客様・取引先・従業員・コミュニティーなどのステークホルダーの皆様との健全な関係の維持・発展に努めています。社会を構成する一員として、ステークホルダーの皆様との相互理解の促進や貢献活動を通じ、社会とのより良い調和を図っていきます。

ダイバーシティの推進

障がい者雇用への取り組み

オーエスジーアクティブは、親会社であるオーエスジーの特例子会社として障がい者雇用を進めるだけでなく、地域社会への貢献活動を行っています。
具体的な活動として、東三河を中心に企業・各支援機関・特別支援学校の生徒及び保護者に対して、年間約10回程の講演活動を行っています。また、障がいのあるオーエスジーアクティブの社員がオーエスジーの工場内で実際に働いている姿をご覧いただき、企業や支援機関が抱えている課題などについて話し合う機会を積極的に設けています。2023年度はそのような意見交換の場を38回設けることが出来ました。 さらに、豊川市主催の障害者就労支援連絡会へ企業としては唯一参加し、企業から見た障がい者雇用に関する考え方や思いを伝えることで、豊川市全体の障がい者雇用率アップに貢献しています。
法定雇用率が現在の2.3%から2024年は2.5%へ、さらに2026年には2.7%へ段階的に引き上げられます。オーエスジーグループは今後も社会的責任として法定雇用率の達成・維持を前提とし、積極的に地域・社会貢献を推進してまいります。

  • 障がい者雇用率推移障がい者雇用率推移
  • ダイバーシティの推進
VOICE

オーエスジーアクティブ社員の代表的な仕事内容は、フォークリフトによる切りくず処理、工程間の運搬作業、ドリルの穴検など様々ですが、これらの作業は今までオーエスジーの社員が行っていた仕事です。オーエスジーアクティブのために新たな仕事を作り出すことはしていません。このような対応をしている特例子会社は非常に珍しく、一人ひとりの個性を理解し、それぞれに合った仕事を任せることが出来る"オーエスジー流"の特例子会社だと言えます。最近はオーエスジーの中で徐々にオーエスジーアクティブの社員の能力が評価され、各職場から作業の協力依頼が増えてきました。
社員が各職場で躍動し輝き、働く喜びを感じられるよう、私たちは社員一人ひとりの個性を実際に見て、接して、感じることを大切にしています。そして、最も大事なことは、社員が成長し最終的には自立できることだと考えています。

特例子会社 オーエスジーアクティブ株式会社 代表取締役社長
田中 秀典

女性の活躍推進

  • オーエスジーでは、さまざまな人財を雇用すべく、国籍、性別、人種や障害などの有無に関わらず、多様な人財がそれぞれの個性を活かし、能力を十分に発揮出来るよう「ダイバーシティ&インクルージョン」の推進をテーマに働きやすい職場環境の整備に取り組んでいます。その中でも女性活躍推進を重要課題として位置づけ、1人ひとりの女性が安心して活き活きと働き続けることで、能力を最大限に発揮しキャリアアップ出来ることを目指しています。
  • 女性従業員数・女性役職者比率女性従業員数・女性役職者比率

社員が仕事と家庭を両立し、より活躍できる雇用環境を整備するため、女性活躍推進法・次世代育成支援対策推進法に基づき2025年3月31日までの行動計画を策定しました。

<目標>

2025年までに係長級に占める女性の割合を7%にする

<取組内容>

  • 女性のキャリア推進を目的としたセミナーの開催
    女性社員がキャリアアップを図るためのスキルや知識を提供するセミナーを定期的に開催
  • カムバックエントリー制度の周知
    育児や介護などで一度退職した社員が再び戻りやすい環境を整えるため、カムバックエントリー制度を積極的に周知
VOICE

サステナビリティに関する調査対応を担当しています。ESGに関する質問で構成される調査票への回答は、様々な部門と協力しコミュニケーションをとりながら業務を進めることに難しさがありますが、今後も調査票チームのメンバーと一緒に力を合わせて取り組んでいきます。
昨年、10年以上在籍していたグローバル営業部から調達部主材チームへと異動し、大きな変化に戸惑いはありましたが、今まで培ってきた知識・人脈を生かして業務に励んでいます。新しい分野に携わることで習得したいスキルも出てくるので、積極的に学び、吸収して自分を高めていきたいです。
また、育児とキャリアを両立するロールモデルとなる先輩方の存在が大きな支えと刺激になっています。子供の成長とともに環境は変化するため、フレックス勤務など会社の制度を活用しながら自身のキャリアと向き合い、両立を目指す後輩達が働き方のイメージを描くときの参考となれるようこれからも業務に励んでまいります。

調達部 調達グループ 主材チーム 兼 経営企画室 サステナビリティ推進チーム
伴 綾子

多様な人財の活躍推進

人財採用

オーエスジーでは、採用時の国籍による区別はありません。日本人正社員採用と同じ目線・条件で採用を行い、さまざまな国籍の社員がさまざまな部署で活躍しています。世界33か国に拠点を持つため、母国にある現地法人で活躍する社員もいます。

海外からの研修生受入

オーエスジーでは、海外グループ会社からの研修生やインターンシップ生を積極的に受け入れることで、グローバルな人財育成を積極的に推進しています。
直近では、2023年から台湾から2名、ドイツから1名の長期の研修生を受け入れています。また、短期研修生も積極的に受け入れており、2023年度は短期の海外研修生11名、国内研修生14名を受け入れました。これらの取り組みは、グローバルに展開するグループ会社社員の活躍推進と、研修中に日本のマザー工場で高度な技術やノウハウを研修生に伝承することを目的としています。研修生は帰国後、日本で学んだ知識や技術、文化を現地の価値観と融合させ、現地社員の育成や指導に役立てています。研修生は日本の社員と現地社員との橋渡し役となり、現地での生産や技術レベルの向上に貢献し、活躍しています。さらに、海外大学の外国籍学生をインターンシップ生として受け入れています。インターンシップを通して、学生がキャリアデザインを考えるきっかけになるようにサポートしています。
このような取り組みを通じて、オーエスジーは多様な人財の交流と成長を促進し、グローバルな人財育成に力を入れています。今後も社員一人ひとりの成長を支援するとともに、グローバル企業としての発展を目指してまいります。

寮生活における異文化交流

寮生との交流の様子
寮生との交流の様子

オーエスジーは、海外からの研修生を受け入れる際の滞在先として社員寮を提供しています。この寮では遠方からの若手社員も生活しており、彼らと海外研修生は共同生活を送っています。海外研修生は日々の生活を通じて日本文化を体験し、世界各国からの研修生との交流も楽しんでいます。
また、若手社員は海外研修生をサポートすることで貴重な経験を積んでいます。寮では定期的に寮生会議や交流会が行われ、イベントを楽しんでいます。人事総務部や関連部署が一体となり常にサポートを行い、全員が居心地の良い生活と異文化交流ができる環境を提供しています。

人財育成

人財育成理念

オーエスジーは企業価値を最大化させる人財の育成と自己啓発やチャレンジが尊重される社風を目指し、2013年より新たな人事制度を導入しました。社員を無限の可能性を秘めた財産であると位置づけ、人財の能力開発と向上に努めることを人材育成理念として掲げ、高度なモノづくりに向けて7つの人財要件に基づき人財育成を行っています。

<オーエスジーが求める7つの人財要件>

グローバル: 世界トップの切削工具メーカーとして、地球会社の一員であることを常に自覚し、全世界の文化や言語、慣習に対応できるグローバルな感性を発揮する。
チャレンジ精神: 夢や志に共感し、失敗を恐れず、高い目標の達成に向けて果敢に挑戦し続ける。
「走りながら考え、考えながら走る」ことで利益を生み出しながら変化に対応していく。
コンセプション能力: 切削工具メーカーとして世界のモノづくり産業に貢献するため、会社方針や経営目標に従い、物事の本質を見抜き、高度な構想・計画を立案する。
コミュニケーション: 「ツール・コミュニケーション」の理念の具現化に向けて、良好な信頼関係を育み、意志や情報を迅速正確に伝達し、社内外のメンバーと協業・協力する。
リーダーシップ: メンバーを正確な方向へ導き、チームの総合力を無限に発揮する。
メンバーから厚く信頼され、必要とされる人間的魅力、誠実さ、責任感を持つ。
フォロワーシップ: リーダーを積極的に支え、チームの総合力を無限に発揮する。
職場目標の実現に向けて、組織やリーダーと協働する意識と行動力を持つ。
イノベーション: お客様が真に要望する切削工具の開発、製品・サービスの提供を追求し、新たな価値を生み出す。

人財育成体系

働き方や考え方が多様化する時代に対応できるリーダーの育成として、特に重要とされるコミュニケーションやマネジメント、ハラスメント、傾聴力などについてEラーニングを活用し、職務にいかせる教育を実施しています。また、次世代のリーダー育成の取り組みとして、昇格時に求められる要件・求める人財像についての集合研修や自己研鑽のための150講座以上の通信教育も実施しています。すべての教育において、中期経営計画と人財育成方針のベクトルを合わせ、継続的な人財育成プランの確立を目指します。

人材育成体系

新入社員教育

新入社員教育

新入社員教育では「職場で成長するための起点づくり」をテーマに「導入教育」と「職種別専門教育」を実施しています。導入教育では、高卒新入社員にはマインドセットに重点を置いて"社会人としての心構え・行動の習得"を、大卒新入社員には"実務で成果を出すための心構え・知識の習得"に重きを置いたカリキュラムを組んでいます。専門教育では配属部署ごとに教育を分け、実践的なスキルを身につけます。

新入社員 実践教育:工具オリンピック

技術職の新入社員を対象とした実践教育では、「工具オリンピック」と称して、タップ・ドリル・エンドミル・インデキサブル工具の工具別チームに分かれ、切削試験、工具やワークの測定、自社・他社分析を行い、最後に成果発表する研修を実施しています。
「工具オリンピック」は、ヒューマンスキル・ビジネススキル・技術知識の3つのスキルの習得を目指し、約1カ月間かけて行います。特にコミュニケーションやチームワークに必要なヒューマンスキル、社会人としてのビジネススキルは短期間で習得できるものではありませんが、実践教育を通じて先輩社員と交流し、仲間と協力する中で、新入社員が成長できるようサポートを行っています。また、教育の中では工作機械の操作や工具測定を行い、実際の切削加工時の音や振動を感じ、切りくずを見比べ、工具について細かく分析をすることで技術知識も習得していきます。「工具オリンピック」は、そのような実践教育ならではの体験やチームで協力して期日までにタスクを完了する経験を通して、新入社員がオーエスジー社員として必要なスキルを磨くことのできるユニークな教育の場となっています。

キャリアとリスキル

キャリアとリスキル

適材適所への人員配置、業務上で必要とされる知識やスキルを学ぶ「リスキリング」を推進し、一人当たりの生産性向上のため、より実務やキャリアと連動した制度を目指します。
社員自身が自分のキャリアについて考え、定期的に3年後・5年後・10年後について希望を提出する「キャリアプラン制度」を実施しています。また自身のキャリアを見据えたスキルアップに対して会社がサポートする「資格取得奨励金制度」の他、150種類以上の講座の中から選択し自主的に学びを深めていく「通信教育制度」が相互的な作用として働き、社員がやりがいと意欲を持って働ける仕組みづくりを追求しています。

働きやすい職場づくり

ワークライフバランスの推進

在宅勤務制度

2022年4月より在宅勤務制度がスタート(正式導入)しました。在宅勤務を可能とするために職場環境や業務の改善に取組み、柔軟な働き方の一つとして制度化しました。オーエスジーでは、在宅勤務制度導入の目的を以下2点とし、運用しています。

<在宅勤務制度導入の目的>

  • 1. ワークライフバランスの向上
  • 2. BCP対策としての事業継続性の確保

フレックス勤務制度

働く時間について本人の裁量を認めることで、業務効率や労働生産性の向上が期待できる職種(技術・開発部門、間接部門)で制度を導入しています。これまでの育児・介護短時間勤務に加え社員が働きやすく、かつ個人のライフスタイルに合わせた勤務ができると好評です。
オーエスジーのフレキシブルタイムは6:00~22:00、コアタイムはカレンダーによって10:00~14:50と10:30~15:20の2つのパターンを設定しています。

育児休業制度

2022年4月1日の育児・休業法改正により、社内への啓蒙活動を行い、 女性だけでなく男性の育児休業促進のサポートや、対象者に育児休業制度の個別説明ができる体制を整えました。誰もが仕事と家庭を両立できる環境づくりに努めています。

育児休業制度は、制度導入時より法律が定める基準以上の充実した内容にしており、その後も制度の改善・拡大を継続しております。具体的には次の通りです。

<育児休業制度の拡大>

1. 不妊治療のための勤務時間短縮制度(有給)
不妊治療のため1日2時間以内の勤務時間短縮を特別有給休暇として認めています。
2. 勤務時間繰り下げ制度
フレックスタイム制の対象外の職場において、小学6年生(拡大)修了までの子を養育する社員が申し出れば1日に2時間以内10分単位で勤務時間の繰り下げが可能です。
3. 育児休業期間の適用拡大
休業期間を「子が2歳に達するまで」に適用拡大しています。
4. 所定外労働の免除期間の適用拡大
免除期間を「子が小学校就学の始期に達するまで」に適用拡大しています。
5. 育児のための勤務時間短縮制度の適用拡大
勤務時間短縮制度を「中学3年生以下の子がいる社員」に適用拡大しています。

育児休業取得に関するデータ

項目 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
育児休業 男性 取得者数[人] 1 2 3 19 21
取得率[%] 2 4 5 37.3 44.6
平均取得期間[日] 120 64 60 23 42
復帰率[%] 100 100 100 100 100
女性 取得者数[人] 15 8 14 11 2
取得率[%] 100 100 100 100 100
平均取得期間[日] 420 509 426 403 308
復帰率[%] 93 88 100 100 100

男性の育児休業取得の推進

男性の育児休業取得率
男性の育児休業取得率

2022年の育児休業法の改正以降、男性の育児休業取得率は2023年度に44%となり、2025年の目標を前倒しで達成しました。社内では育児休業に関する情報を社内報へ積極的に掲載し、社員への周知に注力しました。また、子供が生まれた男性社員へ育児休業取得の意向確認を必ず行い、希望者には個別相談を実施しています。マテリアリティでも新たな指標として2024年度以降の男性の育児休業取得率を定めました。
社員への周知により取得しやすい環境になりつつありますが、一方で、希望者の上司及び職場への周知が依然不足していると感じます。男性・女性問わず、育児休業取得期間の業務の負荷分散など含め、職場の理解が課題となっていることも事実です。
また、育児休業取得による収入減や評価への影響などの不安を抱えている社員もいるため、取得希望者や上司へ評価制度や昇給・昇格制度などの説明を行い、制度への理解を深めることで、より取得率が向上すると考えています。育児休業取得における課題や現状の把握を今後も引き続き行ったうえで、より多くの希望者が不安なく職場の理解を得て制度を利用できるよう、環境づくりに注力してまいります。

社員が仕事と家庭を両立し、より活躍できる雇用環境を整備するため、女性活躍推進法・次世代育成支援対策推進法に基づき2025年3月31日までの行動計画を策定しました。

◆男性の育児休暇取得率を向上するための目標

<目標:男性の育児休業取得率>
2024年:50%
2027年:75%
2030年:100

<取組内容>

  • 男性の育児休暇取得促進の方針の周知
    男性社員が育児休暇を取得しやすい職場文化を醸成するため、方針を明確に伝える
  • 制度の新設と取得拡大に向けた啓蒙活動の実施
    新しい育児休暇制度の導入や既存制度の利用拡大を目指し、全社員に対して啓蒙活動を実施
  • 対象者への個別の働きかけの実施
    育児休暇取得対象者に対して個別に働きかけ、取得を奨励
  • 取得率の社内通知を継続
    育児休暇取得率を社内で定期的に通知し、進捗状況を共有

男性の育児休業取得者と上司の生の声

RDセンター素材開発グループ 南 裕太

RDセンター
素材開発グループ
南 裕太

育休を取得して感じたこと、オーエスジーの育休制度の今後の課題を聞かせてください。

業務に関しては、日頃から業務内容等を上司へ報告し、上司をはじめ職場との関係性を築けていたため、困ることはありませんでした。しかし、他の職場では育休取得時の引継ぎが不十分であったり、周囲の理解を得られなかったという話も聞いたことがあります。職場環境と周囲の理解によって育休取得のハードルは変わると感じます。育児の面では多くの時間を子供と過ごすことで、父親としての自覚を早くから感じやすいと思いました。また、出産後の女性は回復に専念するべきだと思いますので、金銭的・業務的に問題なければ育児休業を1年取得しても良いと思いました。
課題は、職場の人員数の考え方と、職場の理解だと思います。私の上司は育休取得を快くOKしてくれましたが、正直申し訳ない気持ちもありました。今後、男性の育休取得率100%を目指すのであれば、それを加味した人員構成の検討が必要だと感じます。また、実際に取得者の立場になってみて、育児休業を単なる「休み」だと思っている方も一部いることを実感しました。何のための育児休業なのか、そして育児を行うことの大変さがもっと理解されると良いと思います。

部下から育休取得の相談Q を受けたときの率直な感想、今後の課題について教えてください。

ちょうど他の職場で男性の育休取得の話を聞いた直後だったので、「いよいようち(の職場)もか」と思いましたが、否定的な印象は持ちませんでした。気になった点を挙げるとすれば、取得期間です。南さん本人から取得期間を1か月程度にすると聞いたときは正直、ほっとしました。1か月であれば、事前準備と周りのカバーで乗り切ることが出来ましたが、半年や1年だとそうはいかなかったと思います。
課題は、職場の理解と育休の取得期間だと思います。まずは本人が気兼ねなく休めるよう、職場の雰囲気づくりが重要だと思います。そして、育休のシステムについて上司がもっと理解し、推奨すべきだったと反省しています。もし今後、育休の期間が半年以上になれば、複数ある業務の取捨や代替要員の確保なども検討が必要になってきます。そのためには普段から誰が欠けてもカバーできるような対応方法の準備をしておく必要があると実感しています。

RDセンター素材開発グループ 課長 石田 公哉

RDセンター
素材開発グループ 課長
石田 公哉

介護休業制度の拡大

オーエスジーの介護休業制度は、制度導入以降も改善・拡大を継続しております。具体的には次の通りです。

<介護休業制度の拡大>

1. 介護休業期間365日
介護休業期間については、介護期間の長期化傾向に鑑み、法律が定める93日ではなく、365日としています。
2. 介護のための勤務時間短縮の期間3年の撤廃
介護の為の勤務時間短縮についても、介護期間の長期化傾向に鑑み、利用開始から3年の間で2回以上の利用が可能としていた従来の規程を見直し、3年という縛りを撤廃しました。

1時間単位の分割年休の取得範囲拡大

オーエスジーでは以前より、中学3年生以下の子がいる育児必要社員と、要介護状態および要支援状態の2親等以内の家族がいる介護必要社員、傷病による通院・治療が必要な社員を対象に1時間単位の分割年休取得を認めていました。2022年4月より、ワークライフバランスの向上を目指し、「全社員」が1時間単位の分割年休を取得できるように対象範囲を拡大しました。

失効有給休暇積立制度の積立限度日数拡大

オーエスジーではこれまで、年休取得率の向上を目指しながらも、付与後2年で失効してしまう年休について積立限度を年4日、通算30日とし、私傷病による療養等や家族の介護のために利用できる傷病療養休暇制度をつくり、消滅年休の救済を図ってきましたが、2020年4月に更に内容を充実・拡大しました。

<傷病療養休暇制度の拡大>

1. 積立限度日数を40日へ拡大
2. 利用条件の拡大

従来、業務外の傷病で「7日以上」連続して労務不能と認められた場合としていた利用条件を、「1日以上」に拡大し、利用しやすくしました。

有給休暇取得率推移(%)

安全健康経営

オーエスジーは、1996年「地球会社」「健康会社」「環境に優しい会社」を宣言し、2014年にはブランド・アイデンティティーとして、「OSGブランド」の目指す姿を「shaping your dreams」というタグラインに制定しました。社員ひとりひとりが「明るく」「楽しく」「元気よく」日々仕事に取り組む環境づくり、そして「企業は社会の公器である」を理念に、地域、社会、地球の持続的に貢献することが豊かな未来づくりと考えています。
創業100周年にむけて、さらに強く輝く「地球会社」として、人づくり、ものづくりをとおし、人、社会、地球のウェルビーイングを追求し、夢をかたちにしていきます。

安全健康経営白書

健康経営

健康会社としての取り組み

オーエスジーは、「健康会社」として、疾病予防、仕事と治療の両立支援対応など、従業員の視点で、ひとりひとりを取り残さない健康増進活動を実施し、更なる企業の成長、社会の発展に取り組んでいます。

治療と仕事の両立支援

オーエスジーの治療と仕事の両立支援についての会社方針を定めています。

  • 当人の気持ちを最優先する。
  • 会社への病名の通知を不要とする。
  • ルールにこだわらない柔軟な対応をする。(当人に負担をかけない)

この会社方針を実現するために、多くの社内関係者が治療者を支援できるように様々な体制づくりを行っています。

  • 産業医・保健師・看護師(産業保健スタッフ)、会社を含めた支援体制
    各拠点ごとに産業保健スタッフへ声掛けしやすい体制を整備しています。
  • 社内届け出業務の見直し(治療者の負担軽減)
    治療者の負担を軽減するために、産業保健スタッフが社内の各種申請を行っています。
  • 産業保健スタッフと人事担当による治療者にあわせた復帰計画書の作成
    治療者の状況を熟慮し、本人の気持ちを最大限に生かすよう取り組んでいます。
産業保健スタッフへ声掛けしやすい体制

治療者優位で、治療と仕事の両立支援が出来るように常に努力し続けています。

健康ミッション25の取り組み

  • 安全健康経営の取り組みとして、定期健康診断によるメタボリックシンドローム率及び喫煙率において「健康ミッション25」と題し、2023年度の定期健康診断で両比率共に25%以下を目標とし、各事業所にて健康施策を立案・実施しました。具体的には、アプリを活用したウオーキングやハイキング、喫煙・受動喫煙に関するアンケートの実施などを行いました。今後も社員の健康意識向上につながる取り組みと環境整備を行ってまいります。
  • 喫煙率・メタボリックシンドローム率喫煙率・メタボリックシンドローム率

健康経営優良法人2024 ホワイト500に認定

健康経営優良法人2023

経済産業省と日本健康会議が選定する健康経営優良法人認定制度において「健康経営優良法人(大規模法人部門)2024 ホワイト500」に認定されました。健康経営優良法人認定制度とは健康経営に積極的に取り組む企業を顕彰する制度です。健康経営優良法人(大規模法人部門)の認定企業の中でも、特に優れた健康経営を実践している上位500社が「ホワイト500」として認定されます。
1996年に「健康会社」を宣言し、健康に配慮した食事の提供、従業員の健康管理やストレスチェックをはじめ、社内の保健師とともに運動支援・メンタルヘルスケアなどの健康施策を実施するなど、従業員の健康推進のためにさまざまな取り組みを推進してまいりました。このような継続的な活動が評価され、今回の認定につながりました。

安全経営

安全衛生委員会

役員が参加する本部安全衛生委員会主導のもと、各委員会と社員が一丸となり安全衛生の取り組みを続けています。また、災害発生時には安全管理委員会が中心となり、災害発生現場での原因・対策を追求し、再び同じ災害が起きないように、全社に情報共有を実施しています。
衛生管理委員会は、社員が健康で安心できる職場環境を目的とし、社員一人一人の健康状態のサポートや健康活動を推進しています。

全社安全衛生委員会構成
全社安全衛生委員会構成

安全衛生教育

オーエスジーではリスクアセスメント活動、安全衛生教育、ゼロ災ミーティングを実施し、社員の安全に対する意識の向上に努めています。
安全衛生教育では、職制教育や外部教育、外部機関と連携した体感教育を行っています。実際に危険を伴う作業を経験することで安全意識を向上させることを目的に、2016年から安全体感研修を開始しました。製造工程の自動化による危険予知能力の低下や増加する若年層の経験不足を補っています。このような積極的な取り組みにより、業務災害発生件数は減少傾向にあります。

業務災害発生件数推移
業務災害発生件数推移
  • 高品質な製品の供給
  • 高品質な製品の供給

人権の尊重

オーエスジーグループ及び全社員は、国の内外を問わず、人権を尊重し、関係法令・国際ルール及びその精神を遵守すると共に、社会的良識をもって持続可能な社会の創造に向けて自主的に行動します。また、人種、信条、肌の色、性別、宗教、国籍、言語、身体的特徴、財産、出身地等の理由で嫌がらせや差別を受けない健全な職場環境を確保します。

人権方針

オーエスジー株式会社とすべてのグループ会社は、世界のすべての人々が享受すべき基本的人権について規定した「国際人権章典」(世界人権宣言と国際人権規約)、国際労働機関(ILO)の「労働における基本的原則および権利に関するILO宣言」、国連の「ビジネスと人権に関する指導原則」を尊重し、「オーエスジーグループ人権方針」を策定し、私たち一人ひとりが人権尊重の取り組みを推進していきます。

人権の尊重に対する取り組み

オーエスジーの人権の尊重に対する主な取り組み内容は次の通りです。

1. 啓発活動
新入社員研修の際には「偏見に気づく」ことをテーマに講習をおこない、人権意識との出会いづくりを目指しています。職制を中心とした中堅社員には外部講習会等への参加機会を通じて、人権意識の向上を目指しています。
2. 公正な採用選考の取り組み
公正採用選考の基準は企業における人権尊重の基軸であることから、採用に関わる担当者や面接員等の事前啓発を徹底しています。
3. 職場環境改善に向けた取り組み
社内報で人権課題を取り上げ、労働環境における課題の発生防止に努めています。
4. ハラスメント防止のための取り組み
様々なハラスメントを防止するために、ハラスメント防止規程を定めています。ハラスメント防止のための会社の役割や職制の責務、相談体制等を社員に周知し、働きやすい環境を整備しています。ハラスメント防止に向けての啓発活動を実施するとともに、迅速な対応が出来るよう今後は相談員増加等の相談体制をさらに充実していきます。

オーエスジーでは、1人ひとりの人権意識の醸成を積極的にはかっており、継続していくことが重要と考えています。また、愛知人権啓発企業連絡会に加盟し、人権啓発の推進・向上に向けた活動を行っています。

OSGブランドの持続的な発展

お客様満足度の追求

セミナー

オーエスジーグループでは、デジタル化に積極的に取り組みながらも、お客様とのつながりを大切にしています。セミナーでは、対面だけでなく、どこからでも参加できるWebセミナーを定期的に開催しています。多くのお客様に受講していただけるように、見逃し配信や複数の時間帯での配信を行うなど、オンラインの利点を活かしたセミナーを行っています。また、コロナ禍以降、オンラインでのイベントやサービスが急速に普及したことにより、お客様との接点の多様化を感じています。様々な形で寄せられるお客様のお声を迅速にキャッチし、サービスや品質改善、製品開発に活用しています。今後も対面型とオンラインそれぞれの強みを活かし、お客様に寄り添いながら役立つ情報を提供してまいります。

コミュニケーションダイヤル

コミュニケーションダイヤルでのお問合せ内容は、基礎的なものから実際の加工に即した具体的で難易度の高いものまで様々です。内容によっては、設計・開発部門に確認することや営業と連携を取り、営業社員にお客様への訪問を依頼するなど、個々のお客様に最善の対応を心掛けています。日々100件以上寄せられるお客様の生の声を分析し、FAQサイトに展開しています。従来のコミュニケーションダイヤルに留まらず、デジタル化を推進し多様なニーズに応えられる環境づくりにも努めています。変化のスピードが加速する中で、「困ったときはオーエスジーに相談すれば解決できる」と思っていただける存在であり続けるよう、今後もカスタマーファーストでお客様サポートに取り組んでまいります。

VOICE

「一人ひとりのお客様に寄り添うこと」を大切に、セミナーを担当しています。同じ内容であっても、セミナーに参加されるお客様の背景や経験年数は様々です。セミナーを行う際は"何を、どのようにお伝えするべきなのか"を常に考え、皆様に喜んでいただけるセミナーを提供することを心掛けています。
セミナーアンケートやコミュニケーションダイヤルは、私たちがお客様のことを知るうえで貴重な機会となっています。お客様の生の声を聴き、ニーズに寄り添い、より満足度の高いサポートを目指していきます。

グローバル企画部 企画推進グループ・カスタマーファースト推進チーム
石黒 まひろ

品質マネジメント体制

品質方針

  • 1. 顧客及び社会から満足される品質を提供する。
  • 2. 業務の標準化を推進する。
  • 3. 不適合品の次工程流出を防止する。
  • 4. 納期通りに製品を出荷する。
  • 5. QCサークルと5S活動をレベルアップする。

OSG品質体制認定制度

オーエスジーでは、世界共通品質を目的とした独自の品質体制認定制度を設け、国内・海外グループ会社の 品質維持・向上に努めています。品質体制認定制度とは、材料入荷(又は再研削依頼品)から製品出荷、アフターフォローまでの品質管理が、マザー工場(OSG Japan)と同等である事を認定する制度です。
評価については、3現主義(現地・現物・現実)を基本とし、資格認定されたOSG Japanの品質監査員が現地に赴き、各責任者及び担当者・作業者とコミュ二ケーションを取りながら提出されるエビデンスを基に、顧客より要求された品質を安定して供給するための仕組みと、正しく製品を評価するための技能の双方を品質監査という手法で評価を行っています。5段階のレベル評価を設けており製品品質、品質検査技能、品質改善能力分野についてチェックを行い合否を判定します。例えば、製品品質については、量産体制にある製品をランダムにサンプリングし、母材や研削品位を含め図面寸法どおりに作られているかを測定し評価しています。
オーエスジー流のモノづくりを世界各国にあるグループ会社へ定着させるための活動を今後も展開していきます。

VOICE

主な業務として国内・海外グループ会社の品質体制監査を行っています。グローバルに生産拠点を展開する中で、国内外問わずどの拠点でも安定した品質を保ち続けること、また、誰がどこで生産を行っても同じ品質が確保されることは大事なことではありますが、決して簡単なことではありません。品質の安定の裏側には、一つひとつの作業の堅実な積み重ねがあります。私たちは、いかにそこに再現性を持たせられるようにするかを常に考え、品質体制監査を通して品質保証の仕組みを構築するお手伝いをしています。

品質保証部 品質保証グループ品質管理チーム
藤城 直也

ヒューマンエラー撲滅に向けて測定や包装の自動化の取り組み

検査・包装の最終工程におけるミスや不良は、ヒューマンエラーが要因であることが多いため、検査・包装作業の効率化、装置による判定ミスや不良ゼロを目指す取り組みを行っています。
包装資材の統一により包装作業をシンプルにすることで作業の効率化を図り、加えて廃プラスチックの削減とそれによるコストダウンを行いました。また、今までは包装箱に貼る発送先ラベルと同梱する納品書の確認を目視で行っていましたが、文字照合システムの導入により、誤包装や誤発送を削減することができました。
製品の外観検査では、自動化を推進するとともに手作業による刃欠けなどの発生リスクを削減し、検査精度の人によるバラツキを無くす取り組みを実施しています。従来の顕微鏡を使用した目視検査から画像検査に置き換えることでより詳細な工具の検査が可能となり、さらに画像を保存することでトレーサビリティーの強化にもつながっています。

品質マネジメント

ISO9001

登録番号: JQA-2856
審査機関: 一般財団法人 日本品質保証機構
対象範囲: 切削工具、転造工具、測定工具及び塗工用工具の設計・開発、製造及び付帯サービス(技術資料の提供、技術指導、校正)

<ISO9001 グループ会社取得状況>

  • 大高精工株式会社
  • 株式会社エスデイ製作所
  • 株式会社青山製作所
  • ノダプレシジョン株式会社
  • 株式会社日新ダイヤモンド
  • OSG Europe Logistics S.A.
  • OSG USA, Inc. (PARMA Factory,Bensenville Plant)
  • OSG GmbH
  • OSG Royco, S.A. de C.V.
  • OSG Korea Corporation
  • OSG Sulamericana de Ferramentas Ltda.
  • 奥斯机(上海)精密工具有限公司
  • 大寶精密工具股イ分有限公司(岡山工場・本洲工場)
  • 大寶(東莞)模具切削工具有限公司
  • Carbide Cutting Tools Pvt, Ltd.
  • OSG Thai Co., Ltd.
  • OSG Ibérica Tooling, S.L.
  • オーエスジーコーティングサービス株式会社

JISQ9100

登録番号: JQA-AS0209
審査機関: 一般財団法人 日本品質保証機構
対象範囲: スペースクラフト金属部品の製造

サプライチェーンマネジメント

オーエスジーグループは、世界のモノづくり産業に貢献するエッセンシャルプレイヤーとしてサプライチェーン全体で人権・環境問題等の課題解決へ取り組み、社会的責任を果たしていきます。

調達基本方針

OSGグループは、OSGグループ企業行動基準に基づき、以下の通り調達活動を展開していきます。

公正・公平な取引

自由競争の原則に立ち、グローバルかつオープンで公正・公平な取引を行ないます。購買先とは、相互理解を深め、信頼関係を築き、共存共栄を目指します。

法令の遵守と社会的要請への対応

調達活動において、社会規範、法規を遵守します。また、社会的な要請にも応えるため、特に、環境・人権・労働・安全衛生・情報管理に十分配慮した調達活動を展開します。

環境への配慮

地球環境保護のため、環境に配慮した購買品の購入を優先(グリーン調達の推進)すると共にその製造工程において も、環境保護に取り組んでいる購買先を優先します。

CSR調達

CSR(Corporate Social Responsibility)調達は、サプライチェーン全体で社会的・環境的影響を最小限に抑えることを目指す取り組みです。これには、人権・労働基準、汚職・腐敗、環境保護などの重要な課題が含まれ、企業の取り組みに対する社会的要請もますます強いものとなってきています。
当社グループとサプライヤーの皆様とが持続可能な発展を遂げるため取り組むべき事項として、「オーエスジーグループ CSR調達ガイドライン」を定めています。

オーエスジーグループCSR調達ガイドライン

サプライヤーの皆さまにおかれましては、本ガイドラインの内容をご理解の上、順守いただくとともに、サプライチェーン全体でのCSR活動の浸透に努めていただけますようお願いいたします。

ガイドライン活用による持続可能な調達活動

「オーエスジーグループCSR調達ガイドライン」に基づくCSRセルフアセスメントのアンケートを実施しました。これは、サプライチェーンにおけるCSRの取リ組み状況を把握するとともにサプライヤー様にオーエスジーグループのCSR調達の考え方や取リ組みへの理解を深めていただくことを目的としています。サプライヤーの皆様とのコミュニケーションを深め、持続可能な社会となるCSR活動を共に推進します。

アンケート内容

国内主要サプライヤーの皆様を対象に、取り組み状況に関するアンケート調査を実施しました。

  • 実施期間:2023年9月~10月
  • 調査対象:原材料・資材の主要のサプライヤー
KPI 目標 2022年度
実績
2023年度
実績
アンケートの回収率 80%以上 82% 84%
調査対象社数 - 117社 139社
回答社数 - 96社 117社

アンケート分析・評価を実施しフィードバックしています。
アンケート調査先の拡大、質問内容の検討など継続的な充実を図ります。

2023年の平均得点率
2023年の平均得点率

責任ある原材料調達に関する方針

紛争地域及び高リスク地域で採掘されるスズ、タンタル、タングステン、金、コバルト、マイカなどの鉱物は、採掘過程や鉱物取引において児童労働、強制労働等の人権侵害や労働問題、また紛争地域の武装勢力の資金源になる事などが憂慮されます。

当社グループはこれら鉱物問題に対し、OECD デュー・ディリジェンス・ガイダンスに沿ってリスクを見極め責任ある鉱物調達に取り組んでまいります。

また、サプライヤーに対しては当社の取り組みのご理解頂き、鉱物調達の履歴調査へのご協力をお願いするとともに、当該問題に加担していない認定された製錬所からの調達を要請します。

グリーン調達

当社環境方針であるサプライチェーン全体のグリーン化を念頭に、お客様に「環境に配慮した製品」を提供することを目的しています。

「環境に優しい製品」を提供できる企業活動を開発・設計、生産、流通の各領域で行うため、サプライヤーには、「環境保証体制の確立」、「調達品の環境保証」へのご協力をお願いしています。

グリーン調達ガイドライン

「グリーン調達ガイドライン」は、生産販売する製品のライフサイクル全般における配慮のうち、サプライチェーン製品化学物質管理、情報伝達にまつわる重要な指針です。必要な資源の調達において、人や環境に与える影響の少ない部材や製品を優先して調達・購入すべく、お取引先に適正な製品含有化学物質の管理およびグリーン調達自己評価の実施等にご協力いただきながら、当社とサプライヤーが一体となったグリーン調達の推進に取り組んでいます。

パートナーシップ構築宣言

当社は、サプライチェーンの取引先の皆様や価値創造を図る事業者の皆様との連携・共存共栄を進めることで、新たなパートナーシップを構築するため、「パートナーシップ構築宣言」へ参加・公開しています。

地域社会貢献

「オーエスジーインドアカデミー経済産業省より「日本式ものづくり学校」として認定

実際に機械を動かしながら技術を習得する様子
実際に機械を動かしながら技術を習得する様子

インドに開校した企業内職業訓練学校「オーエスジーインドアカデミー」が、経済産業省より「日本式ものづくり学校(JIM: Japan-India Institute for Manufacturing)」として認定されました。「日本式ものづくり学校」は、2016年11月に日印両政府で合意した「ものづくり技能移転推進プログラム」に基づく日本式のものづくりの考え方や技能を習得するための教育機関で、インドの製造分野における人財育成を目的としています。
オーエスジーインドアカデミーでは、1年間の教育プログラムの中で実際に機械を操作し日本式のものづくりを学んでいます。第一期生として5名がアカデミーを卒業し、そのうち4名の方は現在OSGインドで働いています。そして、現在第二期生として6名が教育プログラムに参加しています。今後は、プログラムの中で日本のOSG社員が講師として参加し、製品検査・品質の考え方、再研磨の手法などを学んでいく予定です。
今後も国内外への人財育成に積極的に取り組み、インドの製造業の発展と経済環境の強化に貢献してまいります。 

日本テニス協会男子ジュニア強化プロジェクト 「修造チャレンジ」の支援

オーエスジーは日本テニス協会男子ジュニア強化プロジェクト(富士山プロジェクト)の一環である「修造チャレンジ」を支援しています。
「修造チャレンジ」とは、日本テニス協会理事 兼 強化育成本部副本部長の松岡修造氏が、将来世界のトップレベルで活躍できる男子選手を育成することを目的とし、技術および戦術、フィジカル、メンタルなどの各専門分野のスタッフと共に指導を行う男子ジュニア選手強化合宿のことです。
新たな試みとして、2024年4月29日から5月1日にかけてオーエスジー運営(豊川市内)のテニスコートとオーエスジーの宿泊施設を利用した強化合宿が開催されました。日本テニス協会のコーチ指導のもと、今後行われる世界大会への準備を目的とし、今回の合宿には世界大会への出場経験や、優勝経験がある中学2年生および3年生のジュニア選手6名が参加しました。 オーエスジーはスポーツ振興を通して、社員一人ひとりが「明るく」「楽しく」「元気よく」日々仕事に取り組む環境づくり、そして「企業は社会の公器である」を理念に、豊かな未来を目指して地域、社会、地球の持続な貢献に取り組んでまいります。

  • 本社ロビーにて社長の大沢と松岡修造氏本社ロビーにて社長の大沢と松岡修造氏
  • 男子ジュニア選手強化合宿の様子男子ジュニア選手強化合宿の様子

三遠ネオフェニックスを応援しています

オーエスジーは、地域社会の持続的発展と豊かな未来づくりを目指し、三遠ネオフェニックスの経営理念「三遠地域を笑顔で活躍ある街に!」に賛同し、三遠ネオフェニックスを応援しています。また、オーエスジー主催の冠試合ではさまざまなイベントを開催しています。2023年は、豊川市近郊の障がい者施設の皆さんを試合にご招待しました。施設で製造された商品を販売するブースを設けたり、来場者プレゼントとして施設で製造されたクッキーを配布するなど、このような機会が、障がい者施設の皆さんにとって接客する喜び、販売する喜びになればと、オーエスジーはオフィシャルスポンサーとして冠試合の運営、サポート等を行っています。2023年には初めて、オフサイトPPAサービスとして運用しているオーエスジー専用の太陽光発電所のソーラーパネルの下で育った収穫物を販売しました。
毎年、会場ではオーエスジーの大人気キャラクター「タップくん」も登場し、地域の方との交流を図るなど三遠ネオフェニックスとオーエスジーが一丸となって試合を盛り上げています。

  • 三遠ネオフェニックス
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