メールマガジン
2016年8月号 (第128号)
皆さんこんにちは!いよいよ夏本番。いかがお過ごしでしょうか。
わたくし達OSGの地元、東三河には伊良湖という観光地がありまして、毎年近辺のビーチで椰子の実ジュースを飲みながら背中を真っ赤にするのが楽しみの”だぎっち”です。お勧めは椰子の実ジュースのサイダー割り。東三河にお越しの際は是非!!!
前回はハイスドリルについて、センタリング有無の判別のお話をしました。超硬ドリルにおいてもセンタリングが必要かどうか、判断が出来ないと言う声が多かったので、今回は超硬ドリルのセンタリングについてお話をさせて頂きます。
超硬は、ハイスに比べて硬く剛性が高いので、穴位置精度は良好です。しかし、センタリング後の食付き時にドリル先端部よりも先に肩部が接触すると、少しであっても欠けなどの不具合が発生しやすくなります。
ですから、穴深さ8D以下用ドリルであればセンタリング無しでOKです。(センタリング無しでの穴位置精度の目安0.03mm以下)※穴深さ10D以上はガイド穴が必要になります。
当社総合カタログにガイド穴用超硬ドリルがあっても、超硬ドリル用センタリングドリルが無い理由は基本的に必要ないからなのです。
ただし、ドリル食付き面が悪い場合は穴深さ8D以内であれば加工するドリルと同一ドリルで送り量だけを半分から1/3にしてセンタリングされる事を推奨します。また、斜面や曲面になっている場合は超硬フラットドリルADF-2Dをガイド穴及び座面に使用される事を推奨します。
実際に初めて超硬ドリルを使われる場面で、ハイスと同様のセンタリング工具を使って、トラブルになりコミュニケーションダイヤルに電話を掛けてくるお客様が多くいらっしゃいますのでご注意ください。
謹啓、残夏の候、皆様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。OSGの窓際の自由人、K爺でございます。このコーナーでは、モノづくりを取り巻く様々な知見とともに、OSGのイチオシ工具を紹介して参ります。皆さまのお仕事の一助となれば幸いでございます。
さて季節は夏真っ盛り、『省エネ』の季節でございます。ということで今月は、『省エネ』ながら高能率な、“アレ“のご紹介でございます。さらに屋外では蝉の大合唱のこの時期、せめて社内は静かに過ごしたい方も多いのでは?今月のイチオシは静かなる重切削、“サイレントラフィングエンドミルシリーズ”でございます。
他社ラフィングエンドミルに比べ、およそ30%もロードメータ値が低減された上に、加工時間も約1/2と大幅に短縮できていることがお分かり頂けると存じます。つまり、(100%-30%) x 1/2 = 35% と約65%の省エネを実現しているのでございます。暑い夏、静かな省エネ加工は如何でしょうか?
以上、2014年7月号でも紹介させて頂いたサイレントラフィングシリーズの中から、今回はハイスのサイレントラフィングにフォーカスを当て、『省エネ』をテーマに、『省エネ』な文章で紹介させて頂きました。超硬が主流となり久しいエンドミルですが、ラフィングエンドミルのようにハイスの良さが活きるところもまだまだございます。適材適所でハイスのエンドミルもご活用頂き、日本のモノづくりの生産性向上、競争力向上に繋がれば幸甚でございます。
謹言
【Q】ニューロールタップ(NRT)とハイロールタップ(HRT)、共に溝なしタップと呼ばれるが、何が違う?
【A】共にめねじを塑性変形にて形成する、切りくずが排出されない溝なしタップとなります。ただし、製造工程に違いがあります。
ニューロールタップ(NRT)は ねじ部を研削で仕上げているのに対し、ハイロールタップ(HRT)は転造で仕上げています。
お昼休みまで後15分!さらちゃん、引き出しの中のお菓子に伸びる手を抑え込むのに葛藤中……そんなときに聞こえてきた「こんがり焼けたね~」の一言。
さらちゃん:
ジュージュー焼けたお肉が目に浮かぶわ……。この時間にその魅惑的な言葉はカンベンしてよ~!
けんちゃん:
すごい想像力だね。どれだけお腹が空いてるの……
そんな2人をよそに、マサコちゃん、身振り手振り知ってる単語で、クリス君に「こんがり」を説明しようとしているけれど難航中……
マサコちゃん:
きれいに「日焼け(Tan)」した時や、お肉やお魚がキレイにグリルされた表面の状態を「こんがり」っていうの。
マサコちゃんの言葉にクリスくん、納得した表情。そんなやり取りを見て「タン」という言葉を聞き取れたけんちゃんが一言。
けんちゃん:
そう!「こんがり」はタンが焼けた時!ナイスたとえ!
さらちゃん:
けんさん、タンを聞き取れたのはナイスです!でも残念、タンはタンでもそのタンじゃないんです!!
キレイに日焼けをした時には「Tan (タン)」を使います。また、火傷のようにひどいものは「Sunburn(サンバーン)」を使います。
ココでこんがりお肉の話に戻りますが……こんがり焼けた「(牛)タン」のタンは、同じタンという発音でも「Tan」ではなく「Tongue」と書きます。「Tongue」は「舌」という意味ですが、たとえば、母国語という時には「Mother Tongue」というような使い方もします。
そんな説明をしていると、お昼休みを告げる鐘の音が!
けんちゃん:
さらちゃん、こんがり焼けたタンが食べたくなったね。お昼に焼肉ランチでもどう?
さらちゃん:
Oh my goodness ! 朝、コンビニでお弁当を調達済みよ……カロリー考えてガマンしたのに、こんなことなら焼肉弁当にしておけばよかったぁ……こんがりお肉、牛タン食べたい~!!!