メールマガジン
2016年9月号 (第129号)
残暑がまだまだ厳しいですが結局夏痩せもせず、逆に夏太りしてしまっただぎっちです。
さて、今回は穴精度シリーズ第3弾、穴曲りについてお話しさせていただきます。そもそも穴曲りとはJISで言うと円筒度の事になります。円筒度Tの意味はTだけ離れた二つの同軸円筒面の間の領域になります。(図1)
穴曲りの発生のメカニズムとして以下のような事が考えられます。
●食付き時の穴位置精度が悪い為、はじめから斜めに加工してしまう
●ドリルの2つの溝(切れ刃)の切れ刃にかかる回転抵抗のアンバランスにより不規則な方向へ傾いて加工してしまう
上記の原因としては以下の点が挙げられます。
A)ドリルの剛性不足
B)リップハイト(※1)と外周の振れ大
C)切りくず詰まり
その為、加工方法により穴曲りを抑制させるには、
1)ドリル自体のたわみの抑制(剛性のあるドリル、超硬ドリルなど)
2)取り付け時の振れの抑制
3)ステップ加工による切りくず排出性の向上
4)加工条件による切りくず分断性の向上
以上の4点が挙げられます。
謹啓、新涼の候、皆様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。OSGの窓際の自由人、K爺でございます。このコーナーでは、モノづくりを取り巻く様々な知見とともに、OSGのイチオシ工具を紹介して参ります。皆さまのお仕事の一助となれば幸いでございます。
今月のイチオシは、“だぎっち”の玉手箱の話を踏まえ、穴曲りの抑制にも効果的なイチオシでございます。加えて、今現在“1on1キャンペーン”中につき、ご試用には“今が旬”のイチオシ、超硬フラットドリルADFでございます。現在の加工に幾何かの不満や疑問がございましたら、是非お試し頂きたく。それでは4つのキーワードで紹介して参りましょう。
また当社では、似た機能を持つ他の工具も用意しております。被削材、加工機、加工頻度、コストなど照らし合わせの上、フラット3兄弟をお使い分け頂ければと存じます。
皆さまの夢をカタチに、本稿が皆さまのお仕事の一助となれば幸いでございます。
謹言
追伸
先述の“1on1キャンペーン”でございますが、大変な好評を頂いており、既に予定数完売のサイズも出ているようでございます。ご試用希望の方はお早目にどうぞ。
ある日のお昼休み、ご飯を食べたものの、なにか物足りないさらちゃん。お財布を握りしめ、目と鼻の先にある薬局へ甘いものを調達しに行くことに。会社から一歩出て、あまりのまぶしい日差しに目を細めたさらちゃんの視線が、ある1カ所で止まりました。
さらちゃん:
あれ?けんさん??こんなところで何やっているんですか??……もしかして!?
スマホ片手に……そう、今いろいろと話題のあのゲームをしていたようです。
けんちゃん:
そう!これからあの建物まで行ってみようと思って!
さらちゃん:
わ~、そうなんですね!かなりはまってますね~!!
けんちゃん:
そうなんだよ~!!週末なんて40キロ歩いちゃったよ!!
さらちゃん:
えっ!?40キロ!?そんなに?You are crazy about P●kem●n!
けんちゃん:
えっ!?さらちゃん、英語だからってさらっと馬鹿にした!?
さらちゃん:
わっ、馬鹿にしてないですって!!「Crazy about ○○」というのは「○○に夢中(熱中/首ったけ)」って意味なんです。ちなみに「about」は「for」に置き換えてもOKです。
有名な「Crazy for you」っていうミュージカルがあるんですけど、これは和訳すると「あなたに首ったけ/ あなたに夢中」というわけです。今のけんさんはまさしくP●kem●nに夢中ですから!
けんちゃん:
そういう意味ね!!納得!!でも、そんなに一生懸命説明しなくても。
さらちゃん:
じ、じ、じつは私も、Crazy about P●kem●nなんですもの……