メールマガジン
2024年8月号 （第221号）
うん、なつかしいこの節回し！
そうです！むか～し化学の授業で習ったアレです。ところでこの続き、最後まで全部覚えてます？スラスラ言える人……さすがです！
さてその中に出てくる元素記号Feは「鉄」であることはご存知ですよね？鉄筋コンクリート、鉄骨造り、鉄板焼きの鉄板、鉄棒など……代表的な金属として、暮らしの中でもよく目にしますね。
ただし鉄だからといってそれら全てFe１００％なのかというと決してそうではありません。
純鉄の場合を除き、実際のところは鉄をベースとして、炭素（C）をはじめ、マンガン（Mn）やケイ素（Si）など様々な元素をブレンドして作られた「合金」であることがほとんどです。一般的にこの合金は「鋼（はがね）」あるいは「鉄鋼」とよばれます。
例えば鉄骨建材にはコシ・しなりのある性質を備えた一般構造用鋼、キッチン回りには錆びにくい特長を生かしたステンレス鋼（特殊鋼）、というように用途に応じたいろんな特性の鋼がたくさん存在し、切削工具での加工ニーズもいっぱいあります。
コミュニケーションダイヤルにはこんなお問合せをよくいただきます。
「ちょっと硬めの鉄らしいんだけどドリルは何がよい？」
実はこれ、ある意味で難しい問題です。
鉄といってもどの鋼なのかが不明ですし、「ちょっと硬い」というニュアンスが一体どの程度のものなのかが具体的にイメージできないからです。また、俗称・通称での言い回しにも要注意です。
例えば以下の語は特性の異なる別の材料を指す可能性があり、それぞれ推奨工具も全く変わってしまう典型例です。
【カーボン】
・電極材などで使われるグラファイト？
・炭素繊維強化プラスチック（CFRP）？
【チタン】
・純チタン？
・チタン合金（Ti-6Al-4Vなど）？
そもそも、工具選びにおいて相手となる材料＝被削材の情報は、できるだけ詳しく確認しなくてはならないマストな情報です。「合金鋼SCM435、硬さ20～25HRCについて……」と、具体的な材料名・材料特性（特に硬さ）の情報があれば、より的確に判断できます。
さて、昨今は鋼だけでなく、非鉄金属（アルミ・銅など）、金属以外（樹脂・ケミカルウッドなど）、脆性材（セラミックスなど）といった、多種多様な材料が世の中に出回っています。
特に、新種の材料ともなれば、当社でも全く知見が備わっていないケースも当然あります。こんな時、ベストかどうかはわからないまでも、せめてベターな可能性を見出すには、似た特性を持つ材料や、他工程で使用した工具の加工具合を参考にするのも手です。
例えば、初めの基準面出しのためのフライス加工を、従来と同じカッタでやってみたら、寿命が普段より極端に悪かった……
⇒硬度が高い可能性があるので、摩耗しにくい仕様の工具を選定しよう
といった考え方です。
工具にとって加工しにくい材料＝「難削材」に負けないよう、当社も技術開発力を磨く努力を日々続けています！「どんな材料にもこれ一本あればOK！」……こんな夢、いつか叶うでしょうか？
ほいじゃあ、三河弁でも読んでおくれん。
なあやあ、どなつかしいこの節回し！そうだん！むか～し化学の授業で習ったアレだに。ところでこの続き、最後まで全部覚えとるかん？スラスラ言える人……さすがじゃん！
さてそん中に出てくる元素記号Feは「鉄」のことって知っとるら？鉄筋コンクリート、鉄骨造り、鉄板焼きの鉄板、鉄棒など……代表的な金属として、暮らしん中でもよく目にするのん。
ただし、鉄だからってそれんとうがFe100%かというと決してそうじゃないぞん。純鉄の場合を除き、実際んとこは鉄をベースとして、炭素（C）をはじめ、マンガン（Mn）やケイ素（Si）など様々な元素をブレンドして作られた「合金」であることがほとんどだに。一般的にこの合金は「鋼（はがね）」あるいは「鉄鋼」とよばれとるでのん。
例えば鉄骨建材にはコシ・しなりのある性質を備えとる一般構造用鋼、キッチン回りには錆びにくい特長を生かしたステンレス鋼（特殊鋼）、というように用途に応じたいろんな特性の鋼がどさまく存在しとって、切削工具での加工ニーズもどいっぱいあるぞん。
コミュニケーションダイヤルにはこんなお問合せをよくいただくぞん。
「ちいとばかし硬めの鉄らしいんだけどドリルは何がいいだん？」
実はこれ、ある意味でどむずかしい問題だぞん。鉄といってもどの鋼なのかがわからんし、「ちいとばかし硬い」というニュアンスが一体どんくらいのもんなんかが具体的にイメージできんでのん。また、俗称・通称での言い回しにも要注意だぞん。
例えば、以下の語は特性の異なる別の材料を指す可能性があるし、それぞれ推奨工具も全く変わってしまう典型例だに。
【カーボン】
・電極材などで使われるグラファイトかん？
・炭素繊維強化プラスチック（CFRP）かん？
【チタン】
・純チタンかん？
・チタン合金（Ti-6Al-4Vなど）かん？
そもそも工具選びにおいて相手となる材料＝被削材の情報はなるたけ詳しく確認しとかんといかんマストな確認だでのん。「合金鋼SCM435、硬さ20～25HRCについて……」と具体的な被削材名・特性の情報があればまっと的確な判断がしやすくなるに。
さて、昨今は鋼だけでのうて、非鉄金属（アルミ・銅など）、金属以外（樹脂・ケミカルウッドなど）、脆性材（セラミックスなど）、といった多種多様な材料が世の中に出回っとるのん。特に新種の材料ともなればわしんとうでも全く知見が備わっとらんケースも当然あるぞん。
こんな時、ベストかどうかはわからんまでも、せめてベターな可能性を見出すには前工程での他工具の加工具合を参考にするのも手だに。
例えば、初めの基準面出しのためのフライス加工を従来と同じカッタでやってみたら、やいやい寿命が普段よりど悪いじゃんか……
⇒ほんなら摩耗しにくい仕様で備えまい
といった考え方だぞん
工具にとっていやったい材料＝「難削材」に負けんよう、わしんとうも技術開発力を磨く努力を日々続けとるでのんほい。「どんな材料にもこれ一本あればあんきだのん！」……こんな夢、いつかかなうかやあ？
謹啓、甚暑の候、皆様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
暑い時期故、省エネの観点から、省資源も含めて地球に優しいイチオシを幾つか紹介させて頂こうと存じます。
その１）インデキサブルフラットドリルPDZ
ソリッド工具からインデキサブルにすることで廃棄物を大きく削減！
こういった、２つの刃が繋がることで一つの刃を成すモノをインデキサブルにするのはとても難しいものでございます。手前味噌で恐縮ですが、我が社の開発者を褒めてあげたい（笑）
その２）ディスクカッタPFDC
軽量だから、小型の加工機で使用可能、加工中の消費電力を削減！
従来BT40のマシニングセンタで行っていた加工が、BT30のマシニングセンタで行えるようになれば消費電力は大幅に削減されますよね。次世代の軽量カッタは樹脂製になるのかしらん？と妄想が…(^^;あ、こちらのカッタはアクリル等の樹脂加工でも威力を発揮いたします。
その３）６コーナ肩削りカッタPSTW
経済的な両面６コーナ仕様で廃棄物を削減！
極端な事例ではございますが、従来、2,244gございました、SUS316の加工での廃棄物が、当工具に置き換えることで42g、実に97%削減できたという事例がございます。またADC12の加工では、30%削減できたという事例もございます。このような事例がもっともっと増えれば...と期待するものでございます。詳しくはこちらを参照くださいませm(__)m
その４）数あるPXMシリーズの中から多刃のPXSM
多刃であることで、時間あたりの生産性を大幅に向上！
製品1つあたりの加工に要す電力消費を削減できた上に、工具の質量は変わりませんから廃棄物は増えません。純然に、消費電力を削減することが可能でございます。加えて、専用コレットのPXMCをお使い頂くことで、突き出し長さの短い、工具にとって最適な加工が可能でございます。こうなりますと、至高の高能率加工が可能な上に工具の耐久性向上も期待されます。もし、PXMCが使用可能な加工環境でありましたら、ぜひ採用をご検討頂きたい、小爺、お薦めのアプリケーションでございます。PXMCの詳細はこちら。
以上、「インデキサブル工具」を4点紹介させて頂きました。別の言い方では、「スローアウェイ工具」と呼ばれることもございますね。5月号 （第149号）の原稿では、サイトGにおけるインデキサブル：スローアウェイの検索比率は１：約3,000だったとございます。今回も改めて確認してみましたところ、その比率は0～1:10～100と、インデキサブルの台頭が確認できました。以上、余談でございますが、世間は環境に敏感になった証かと情報共有まで。
本稿も皆さまのSDGsな課題解決として、また、お仕事の付加価値や生産性の向上に貢献できれば幸いでございます。
謹言
拝啓、どっ厳しい暑さだけど、皆さん達者で何よりだのん。
暑い時期は、省エネせんと電力が足りんくなるで、今月のイチオシは省資源も混ぜて、地球に優しいイチオシを紹介させて頂くでのん！
まず、その1だに。最初のイチオシは、インデキサブルフラットドリルPDZじゃんね。
ソリッド工具からインデキサブルにすることで、廃棄物がどさまく減るじゃんね！
ほいで、こういう2つの刃が繋がって1つの刃を成すモノをインデキサブルにするのはど難しいらぁ?だもんで、手前味噌だけんど、うちの開発者を褒めてあげたいじゃんね（笑）
次いで、その2ね。ディスクカッタPFDCだに。
PFDCは、ボディがアルミでできとるもんで、どっ軽いじゃんね。だもんで、小さい加工機で使えるもんで消費電力が減らせるだに。
もともとBT40のマシニングセンタでやっとった加工がさぁ、BT30のマシニングセンタでできたら消費電力はものすごく削減されるらぁ?だもんで、もうちょっとしたらプラッチックのボディのカッタも出てくるかもしれん！ってわしゃあ妄想しとるだに(^^;あ、ほいでのん、このカッタはアクリルとかのプラッチックの加工でも威力を発揮するだにん！いっぺん、使ってみりん！
3番目はこれ、6コーナ肩削りカッタPSTWだに。
このカッタは、インサートが裏表で6コーナって使えるじゃんね。たくさん使えるらぁ?だもんで廃棄物が減らせる！っちゅうカッタじゃんね。
びっくらこくような事例もあるだにん。SUS316の加工で、もともと2,244gもあった廃棄物（使用済み超硬インサートの重量）が、これに換えたら、たったの42gになっただに。凄いら?97%も削減できただに。信じられんら?
他にもねぇ、ADC12の加工で30%削減できたっちゅう話もあるじゃんね。こういう事例がどさまく増えれば、今より地球に優しいものづくりになるらぁ?って、わしゃ期待しとるだに。さっきの事例はこっちを見ておくれん。嘘じゃないで（笑）
これで最後、どさまくあるPXMシリーズの中から多刃のPXSMだに。
PXSMは、φ10で6枚刃、φ16で8枚刃、φ20とφ25は10枚刃になっとるじゃんね。刃が多いらぁ?だもんで、時間あたりの生産性をすげぇあげられるもんで、製品1個作るのに必要な電力消費が減るじゃんね。でも、工具の質量はほとんど変わらんもんで、廃棄物は増えんらぁ?っちゅう訳で、地球に優しいらぁ?ほんでね、PXMには専用のコレット、PXMCっちゅうのがあるじゃんね。これを使うと、突き出しがど短くなるもんで、工具にとってどっ良い加工ができるじゃんね。だもんで能率が上がって加工がどっ早くなる上に、工具の耐久性があがる可能性もあるだに。だからさぁ、もし、PXMCが使えそうな加工環境だったら、絶対に使って欲しいじゃんね。わし、お薦めのアプリケーションだに。詳しくはこっちを見ておくれん！
ざっと、「インデキサブル工具」を4つ紹介したけんど、「インデキサブル工具」って「スローアウェイ工具」とも言うじゃん?これ見てみりん！2018年5月の頃だと、サイトGにおけるインデキサブル：スローアウェイの検索比率は1：約3,000だったって分かるらぁ?それが今、どうなっとると思う？見てみたじゃんね。そしたら0～1:10～100だって！インデキサブルがすげえ台頭しとるらぁ?っちゅうことで余談だけど、世間さまは環境に敏感になった証として情報共有させてもらったでね。
本稿もSDGsな課題解決の一つとなって、ほんで、あんたんとうのお仕事の付加価値や生産性の向上に貢献できれば嬉しいだに。
謹言
今月の「OSGお土産100選」
日本のみならず世界各地で働くOSG社員がおすすめのお土産をご紹介します。
今回、ご紹介するお土産は講習会やコミュニケーションダイヤル担当の石黒より推薦の「本宮の森」です。
推薦コメント：
今回ご紹介するのは、とみかわやの「本宮の森」です。この焼き饅頭は、大きな栗がまるごと一つ入っており、贅沢な味わいを楽しめます。さらに、皮には特別な「香煎（はったい粉、麦焦し）」が練り込まれており、そのほんのり香ばしい風味が、昔懐かしい味わいを思い出させてくれます。
2023年にはなんと、スカイツリー2.7塔分の高さに相当するほど売れたそうです！「本宮の森」は、とみかわやで最も人気があるベストセラー商品で、長年にわたり愛され続けています。
この「本宮の森」のインスピレーションは、新城市にまたがる美しい三河山地の一角にある本宮山です。新城市はオーエスジーの地元である東三河に位置し、特に自然豊かな地域です。この時期には、キャンプや川遊びで賑わいます。緑に囲まれたカフェで静かな時間を過ごすのもおすすめです！
新城市を訪れた際には、美しい自然の中で、「本宮の森」をおやつに休憩はいかがでしょうか？
とみかわ 杉山店
愛知県新城市杉山字荒井43-9
営業時間：8:30～18:00
とみかわやオンラインショップ
https://tomikawaya.theshop.jp/
石黒は入社4年目でテクニカルセミナなどの講習会やeラーニングなどのスキルアップコンテンツ、お電話で加工や技術の相談を受け付けるコミュニケーションダイヤルを担当しています。
趣味は4歳の頃から続けているクラシックバレエ！発表会に向けて、仕事後は練習に向かう日々を過ごして、オンオフ共にとても充実しているそうです。慣れない業界で不安もあったそうですが、徹底的に教えてくださる先輩に支えられながら、今では専門知識が身に付いていくことが楽しみになったとのこと。お客様に貢献できるよう、精進していきたいとコメントしています。
講習会やコミュニケーションダイヤル担当の石黒
OSG専用の紙袋もご用意いただいています
今月の「OSGお土産100選」
日本のみならず世界各地で働くOSG社員がおすすめのお土産をご紹介するでのん。
今回、ご紹介するお土産は講習会やコミュニケーションダイヤル担当の石黒より推薦の「本宮の森」だでね。
推薦コメント：
今回は、とみかわやの『本宮の森』を紹介するに。この焼き饅頭は、大きな栗がまるごと一つ入っとるもんで、贅沢な味わいを楽しめるじゃんね。ほんで、皮んとこには特別な「香煎」が練り込まれとって、そのほんのり香ばしい風味が、昔懐かしい味わいを思い出させてくれるに。
2023年にはなんと、、、スカイツリー2.7塔分の高さに相当するほど売れたみたいだに！『本宮の森』は、とみかわやでド人気のベストセラー商品で、長年愛され続けとるじゃんね。
この『本宮の森』のインスピレーションは、新城市にまたがっとる美しい三河山地の一角にある本宮山だに。
新城市はオーエスジーの地元である東三河に位置しとって、特に自然豊かな地域だに。この時期には、キャンプや川遊びで賑わうじゃんね。緑に囲まれたカフェで静かな時間を過ごすのもおすすめだに！
新城市に来たら、どっきれいな自然の中で、『本宮の森』をおやつに休憩してみりん(^^)/
とみかわ 杉山店
愛知県新城市杉山字荒井43-9
営業時間：8:30～18:00
とみかわやオンラインショップ
https://tomikawaya.theshop.jp/
石黒は入社4年目でテクニカルセミナなどの講習会やeラーニングなどのスキルアップコンテンツ、お電話で加工や技術の相談を受け付けるコミュニケーションダイヤルを担当しとるじゃんね。
オーエスジーに入って4年、グローバル企画部で講習会やコミュニケーションダイヤルの担当しとるんだわ。
趣味は4歳のころから続けとるクラシックバレエだもんで、発表会に向けて、仕事終わってから練習に行く日々を送っとるで、めっちゃ充実しとるよ！
慣れん業界で不安ばっかだったけど、しっかり教えてくれる先輩に支えてもらえて、専門知識が身についていくのが楽しいと思えるようになったもんで、お客さんに貢献できるように頑張ってくわ！