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2026年1月号 (第238号)

技術の玉手箱 /  めざそう!うま~い工具選び

今年の干支は「午(うま)」。
ま、世間の関心はもっぱら「くま」の方がはるかに高いようですが……(困)

ともあれ皆さまが工具をうま~く選んで、うま~く使って、加工が狙い通りにうま~く完了!となりますよう、今年も有益な技術ネタをたくさんお届けして参ります。どうぞよろしくお願い致します!

さて年初の今号は昨年皆さまにご利用いただいたコミュニケーションダイヤル(電話技術相談)を振り返ってみたいと思います。

2025年はご利用件数は合計18,212件と、非常に多くのご利用をいただきました。

お客様よりいただく、「ねじのことならやっぱりオーエスジー♡」のお言葉そのままに、製品別割合をみてみますと最多の「タップ(39%)」、それに次ぐ「ねじ規格・ゲージ(14%)」はいずれも「ねじ関連」分野となっています。そしてこの上位2製品のみで過半数を超えています。

コミュニケーションダイヤル相談内容

コミュニケーションダイヤル相談内容

さらにご相談内容の内訳をみてみますと、最も多くを占めているのが「工具選定」です。タップ相談、ねじ・ゲージ相談ともに、2位以下の相談内容を大きく引き離して大半を占めています。

タップ相談内訳

タップ相談内訳

ねじ・ゲージ相談内訳

ねじ・ゲージ相談内訳

ではその中からよくご相談いただく事例をご紹介しましょう。

Q:
SUS用タップさえ選んでおけばいろんなワークに使い回しできるよね?

A:
たしかにSUS用タップは、難削材の代表格たるSUSの加工が円滑に行えるよう、様々に工夫された仕様を備えてはいます。かといって「SUS用工具なら無双」と言いきれるほど万能工具では決してありません。


たとえば……

①刃先から逃げ面にかけて広く逃がしを設けた刃形(エキセントリックレリーフ)設計となっているため、加工環境によってはめねじ拡大トラブル発生リスクあり。
②表面が凸凹したホモ処理のため、アルミニウム合金の加工においては極端に材料の付着を助長しやすい。
③SUS440C(マルテンサイト系ステンレス鋼)のように、熱処理ができるSUS材は熱処理後に硬度が上がるため刃欠け・折損リスクがあり非推奨。

こうした注意点をくれぐれもお忘れなく!

ステンレス用タップとねじレリーフ(刃形)の種類

ステンレス用タップとねじレリーフ(刃形)の種類

Q:
図面には「M6×1めねじ」だけでねじ精度指示がされてない!タップとゲージはどう選べばいいの?

A:
ねじ加工図面には「精度」が必ず指示されてしかるべきなのですが、現実にはそうでもない場面も度々あって……判断に迷ってしまいますよね。

実は最新のJIS規格B0209-1 2001によれば以下の記述があります。

公差域クラスが示されていない場合には、
次に示す公差域をもつはめあい区分“中”が規定されていることを意味する。

めねじ
―M1.4以下のねじに対して、5H
―M1.6以上のねじに対して、6H


最新のJISには、精度の指定が無い場合の対応はこのように規定されています。

よってM6×1の場合は、以下のように考えることができます。
タップ:タップ精度「STD」(従来JISの場合、6Hは2級相当)
ゲージ:GPNP 精度6H

ただ、きちんと図面に精度を追記してもらった方が確実ですので、確認を取ることをおすすめいたします。
場合によっては従来JISを指定していた、なんてこともあるかもしれません……

最後にスムーズな「工具選定」を進めるうえで皆さまにお願いがあります!
例えば当社の「M6×1」に該当するタップは何点ぐらいあると思いますか?

……なんと300アイテム以上もあるんです!

こうした膨大な選択肢の中からニーズに適した品を絞り込むためには、検討材料としてご要望のヒアリングが欠かせません。根掘り葉掘りで恐縮ですが、下記リストを必ずご確認くださいね!

タップを正しく選定するために

必ず確認すること!
 ①ねじ種類(規格)とサイズ
 ②通り穴か、止り穴か
 ③被削材(硬さ)
 ④ねじ立て長さ(タップ呼び径Dの何倍にあたるか確認)
 ⑤めねじの精度もしくはタップの精度

できれば確認しておきたいこと
 ⑥タップの種類の指定は?(溝なしタップ希望など)
 ⑦その他の情報はあるか?
  - 全長〇〇mm以上希望
  - 止り穴で下穴深さ余裕が〇〇mmしかない
  - 同期(シンクロ)制御の有無
  - 加工後に膜圧〇〇μmのめっき処理予定

ゲージを正しく選定するために

必ず確認すること!
 ①ねじ種類(規格)とサイズ(呼び/ピッチor山数)
 ②測定したいねじは?
  - 「めねじ」ならプラグゲージ
  - 「おねじ」ならリングゲージ
 ③ねじの精度(等級)
 ④従来JISの場合、止り側は検査用or工作用の区別

K爺のイチオシ /  AE-TL-N

謹啓、新春の候、皆々様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。令和8年は丙午、火のエネルギーが最高潮に達し、パワフルで変化の多い年で、新しい時代への転換点となるような出来事が起こりやすいとか……

小爺も、皆さまに負けじとパワフルに、イチオシをお届けして参りたいと存じます。

さて、本年最初のイチオシはこちら。昨年12月、非鉄用DLCエンドミルシリーズに新たにラインナップされたAE‑TL‑N チップブレーカタイプ(-N)でございます。

それでは、特長を確認してまいりたいと存じます。

1. 切りくずを細かく分断し、加工の安定性や効率向上を実現

チップブレーカが切りくずを小さくし、エアブローや切削油での排出がとてもスムーズになります。非鉄材は加工し易いので、高送りや深切込みにより、切りくずが大量に堆積し易く、その除去の為に苦慮されることが多くございます。時には機械を止めて、切りくずを除くとか…AE‑TL‑N チップブレーカタイプ(-N)なら、切りくず堆積による機械停止を抑えることができるのでございます。

2. チップブレーカの角のRでチッピングを防止

チップブレーカの角にRが付いており、刃先のチッピングや加工面の筋残りが出にくい設計となっております。深い側面加工でも安心してお使いいただける仕様でございます。

3. ロング刃長でも安定した加工

AE‑TL‑Nチップブレーカタイプ(-N)は3D/5D のロング刃長。深さが必要な溝、ポケット、側面加工で切りくずの滞留が心配な加工では、まずチップブレーカタイプ(-N)をご検討いただきたいところでございます。

以上、AE‑TL‑N チップブレーカタイプ(-N)は、機械のチョコ停を無くす省エネルギー志向の、高能率型エンドミルでございます。特に以下の加工にお薦めございます。

イ) 深い側面加工:切りくず排出性の向上でびびりや溶着を抑制
ロ) トロコイド加工:長時間加工でも切りくず詰まりの心配を軽減
ハ) 深溝/深ポケット:切りくず除去の為の機械停止を削減
ニ) 樹脂加工:樹脂のように、絡まりやすい切りくずにも有効

初削り 切りくず散って 運ひらく

年頭にあたり、一句詠んでみました。本年も、皆様の加工が安定し、生産性がいっそう上がりますことを願いつつ、AE‑TL‑N チップブレーカタイプ(-N)を紹介させていただきました。なお、サイズラインアップは、Φ6、Φ8、Φ10、Φ12、Φ16、Φ20に3D刃長と5D刃長、そして各々スクエア、ラジアスの合計50アイテムを用意してございます。詳細はこちらでご確認くださいませ。

また、非鉄用DLCエンドミルシリーズには、本品以外にAE‑TS‑N、AE‑TL‑N、AE‑VTS‑N、AE‑VTFE‑N、PXALのラインナップもございます。用途に応じてお使い頂ければm(__)m

本稿も皆さまのSDGsな課題解決として、また、お仕事の付加価値や生産性の向上に貢献できれば幸いでございます。


謹言

OSGお土産100選 /  丹沢あんぱん

OSG月刊メールマガジン「OSGお土産100選」!
日本のみならず世界各地で働くOSG社員がおすすめのお土産をご紹介します。

今回、ご紹介するお土産は、2025年12月15日 に開所しました神奈川営業所の黒谷(くろや)推薦のオギノパンの「丹沢あんぱん」です。

推薦コメント:
皆さん、こんにちは!

今回は、私たちが新しく拠点を置く神奈川営業所から、地元で絶大な人気を誇る「オギノパン」の「丹沢あんぱん」をご紹介します。

昭和35年創業のオギノパンは、地元の方なら誰もが知る老舗のパン屋さんです。数ある商品の中でも、この「丹沢あんぱん」は丹沢の山々をイメージして作られた、まさに郷土愛の詰まった一品です。

一番の特長は、熟練の職人さんによる「手包み」へのこだわりです。機械では難しいほど薄く仕上げられたしっとりとした生地の中には、驚くほど贅沢に餡が詰まっています。

ラインナップが豊富 で、定番の「つぶあん」「こしあん」はもちろん、栗、紫いも、季節限定のフレーバーなど、常時10種類以上の味が揃っています。小ぶりなサイズ感なので、「次はどの味を食べようかな?」と、ついつい手が伸びてしまう楽しさがあります。

甘さ控えめで上品な味わいは、仕事の合間のリフレッシュや、ご家族へのちょっとしたお土産にも自信を持っておすすめします。

神奈川にお立ち寄りの際は、ぜひ「丹沢の恵み」を味わってみてください!

オギノパン公式サイト

いつも大変お世話になっております、神奈川営業所長の黒谷です。

2025年12月15日より、これまでの厚木営業所と八王子営業所を統合し、新たに「神奈川営業所」として相模原の地でスタートを切ることとなりました。これまで両拠点が培ってきた地域密着のノウハウとネットワークを融合させ、より迅速で質の高いフォローをしてまいります。

現在は、旧厚木・旧八王子のそれぞれのメンバーが一つ屋根の下に集まり、お互いの強みを共有しながら、活気あるオフィスづくりに励んでいます。地域をまたいだ新しいシナジーを生み出し、これまで以上に皆様のお役に立てるよう、チーム一丸となって突き進んでいく所存です。

心機一転、パワーアップした神奈川営業所を、これからどうぞよろしくお願いいたします!

お近くにお越しの際は、ぜひ新しい事務所へお気軽にお立ち寄りください。

神奈川営業所社員一同(右から2番目が黒谷)

神奈川営業所社員一同(右から2番目が黒谷)

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