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などなど性別・年代を問わず、きっといろんな楽しみ方をされていることと思います。

それらのアクセサリーにはルビー・サファイア・エメラルドなどがよく使われていますが、中でもひときわ高い輝きを放つダイヤモンド（以下ダイヤ）は希少価値がとても高く、（当然ですがお値段も高く）、所有していること自体がステータスにもなる、宝飾品としてはずば抜けて象徴的な存在といえるでしょう。

さて、ダイヤには「美しさ」ばかりでなく、

「地上に存在する最も硬い鉱石である」

「単一の炭素原子（Ｃ）のみでできている」

「結晶の向きに沿って割れる性質がある」

など様々な特性があります。

よって、宝飾品としてのみならず、切削加工分野でも広く活用されています。近年では工業的に生成した人工ダイヤが切削工具の切れ刃部分の母材として使われつつありますが、ここで注意しなくてはならないのが適応被削材です。

もともと炭素は鉄との親和性が高い特性があるため、ダイヤ工具で鋼系の被削材を加工すると、切れ刃側の炭素Ｃがどんどん被削材側に吸収されてしまいます。すると、すぐに刃先がボロボロになり、とても使い物になりません。

「地上で最も硬いんだし、無敵の工具でしょ！」なんて誤解しないよう、くれぐれもご注意ください。原則として、非鉄（アルミ・銅・樹脂など）向けに限定されます。

切削工具としてのダイヤには大きく分けて「多結晶ダイヤ」と「単結晶ダイヤ」の２種類があります。

単結晶ダイヤ

「単結晶ダイヤ」は一つの結晶のかたまりからなる構造をしています。その結晶の向きに沿って割れた時にできた切り口が、そのまま丸ごと一つの切れ刃として機能します。

とても鋭利なため、切れ味を最大限生かしながら加工面をピカピカに仕上げる、いわゆる「鏡面加工」に非常に適しています。

例えば、水族館の水槽などに使われるアクリル樹脂の高い透明度の確保要求にも、バフ掛け工程抜きで、フライス加工のみで済ませることが可能です。

多結晶ダイヤ

「多結晶ダイヤ」はPCD（Polycrystalline Diamondの略）とも呼ばれ、小さな結晶がたくさん集まった構造をしています。

切れ刃の向きが多方向にバラバラとなり、加工時に生じるあらゆる方向からの力に強く、割れたり剥離したりしにくい、高靭性というメリットを備えています。

例えば、半導体産業でニーズの高まっている超硬材料やセラミックスといった、とても硬くて脆い性質の被削材への穴ねじ用やミリング用工具として活用されています。

ダイヤモンドはアクセサリーとして直接身に着けている人だけの心を豊かにしてくれるだけではなく、切削工具としても間接的に私たちの暮らし全体に輝きを与えてくれる、意外と身近な存在なんですね……。

閑話休題

2024年12月１日、当社グループ会社の株式会社日新ダイヤモンドは、オーエスジーダイヤモンドツール株式会社に社名を変更いたしました。同社は1968年9月設立、2006年9月にオーエスジーのグループ会社となり、以来18年を数えて、社名にオーエスジーを名乗ることになりました。

そんな訳で今月のイチオシは、オーエスジーダイヤモンドツール株式会社からお届けしたいと存じます。以下、主だった製品を紹介させて頂きます。

天然ダイヤモンド切削工具

天然ダイヤモンド切削工具は、一種の極限工具材料であるダイヤモンドを最大限に活用した工具でございます。

ダイヤモンドは、群を抜く硬さ・強さ・化学的安定性（600K以下の低温）という優れた能力を持ち、材料との摩擦係数は 0.1以下でございます。そのため、

精度が他の材質のバイトに比べ非常に高く、加工物の精度を向上させる目的で、仕上げ切削用として微細加工や超精密加工に使用されます。例えば、輪郭精度50nm の最高精度を可能にした超精密ダイヤモンドバイトは、ピックアップレンズ金型や球面・非球面レンズ金型の加工に採用頂いております。

また、精密切削加工において、微振動の無い安定した切れ味を実現した内径加工用バイトは、ハードディスクの軸受け加工等に用いられてございます。詳細はこちらを参照くださいませ。

人工単結晶ダイヤモンド切削工具

人工ダイヤモンド切削工具は、地球上の自然が創造した最高の物質・天然ダイヤモンドと同等の性質を持つ人工ダイヤモンドを工具材料として、安定した価格、品質、性能、供給などを実現した工具でございます。安定した品質と切刃長などを要求される場合に、特に有効な工具でございます。

オーエスジーダイヤモンドツール株式会社では、精密金型の仕上げ加工から樹脂の鏡面加工に用いられる単結晶ダイヤボールエンドミル、刃長6mm以上を実現した大型単結晶ダイヤモンドエンドミル、規格品などのインサートチップに接着して、仕上げ用に使われる単結晶ダイヤインサートチップなどの提供が可能でございます。詳細はこちらを参照くださいませ。

THE N-BRAND

同社には、THE N-BRANDというカタログを用意してございます。その中には、以下のシリーズがまとめられておりますので、用途に応じて、最適なモノを選んで頂ければと存じます。その他、PCD（ダイヤモンド焼結体）切削工具やCBN切削工具の提供も可能でございます。合わせてご相談頂けたら幸いでございます。

• ・単結晶ダイヤモンドインサート N-Isert
• ・単結晶ダイヤボーリングバイト N-Boring Bite
• ・PCD/CBNヘールバイト N-Super Hale
• ・単結晶ダイヤスクエアエンドミル N-Square Mill
• ・単結晶ダイヤ2枚刃エンドミル N-Double Square Mill
• ・単結晶ダイヤラジアスエンドミル N-Radius Mill
• ・単結晶ダイヤボールエンドミル N-Ball Mill
• ・単結晶ダイヤ正面フライス加工ツール N-Face Mill
• ・R面取加工用エンドミル N-Inner R Mill
• ・単結晶ダイヤ面取りカッター N-Chamfer Mill
• ・単結晶ダイヤドリル N-Drill

余談ではございますが、同社は2024年10月１日付で、独自の技術で、世界で唯一、極小径の単結晶ボールエンドミルを製造できるマイクロ・ダイヤモンド株式会社の事業を継承しております。

またオーエスジーグループには、眼鏡や眼内レンズ、スマートフォンなどのレンズ用金型の仕上げ加工に使うダイヤモンド工具に強みを持つダイヤモンド工具メーカ、Contour Fine Tooling B.V.などを傘下に持つ、オランダの持ち株会社Precision Tools Holding B.V.もございます。

また、2022年3月に誕生しました「硬脆材用工具ブランド6C x OSG」もございます。アルミや樹脂の高精度加工や硬脆材の高能率加工など、ダイヤモンド工具に関するご相談は、ぜひオーエスジーグループにお気軽にお声掛け頂けたらと存じます。

本稿も、皆さまのSDGsな課題解決として、また、お仕事の付加価値や生産性の向上に貢献できれば幸いでございます。それではよいお年をお迎えくださいませ。来年もよろしくお願い申し上げます。

謹言

推薦コメント：
今回ご紹介させて頂くお土産は「むか新」様の「元祖大阪みたらしだんご」です。

大阪といえば「天下の台所」「くいだおれの街」！

美味しいものがたくさんある中で、大阪出身の友人におすすめのお土産を聞くと、真っ先に挙がったのが、この「元祖大阪みたらしだんご」でした！

もちもちの食感かつ歯切れのよい生地の中には、醤油ベースの甘辛いタレがトロッと出てきて、なんとも幸せな気持ちになる一品。

購入した当日、早速大阪営業所内の先輩方にも味見をしていただき、とてもおいしいとお墨付きを頂きました！

子供から年配の方まで幅広く愛される、大阪を代表する名物です！このみたらしだんごは「むか新」様の本店がある泉佐野市のふるさと納税にも選ばれているんですよ！

通販でも購入できるようになっていますので、ぜひ皆様も一度ご賞味くださいませ！

むか新　公式サイト：https://www.mukashin.com/view/category/ct65

大阪営業所の杉本裕哉です。出身は岡山県です。

趣味は美味しい物を食べることとお酒を飲むことです。ただ、趣味が高じて？体がだんだんと野球に打ち込んだ学生時代とは程遠くなる一方です。

そこで最近始めた趣味がパワースポット巡りです。

自然豊かな場所や神社を歩き、御朱印を集めていると、心が落ち着いて心身ともに健康になれるような気がします。

先日訪れた大阪府箕面市の瀧安寺は宝くじ発祥の地とされ、芸能や財運に功徳があるとされる日本最古の弁財天が祀られているため、御利益パワーできっと今年の年末ジャンボは……

大阪営業所に赴任後、これまで触れたことのない業界で分からないことが多く、周りの素晴らしい先輩方に助けて頂いてばかりです。

12月から担当を持つこととなり不安もありますが、神頼みではなく、自分自身の力で成長できるように頑張っていきます！