メールマガジン
2018年5月号 (第149号)
こんにちは。現在開催中のOSG PHOENIXシリーズボディ無償キャンペーンはもうチェックして頂けましたか? 創立80周年の感謝祭。お得なこの機会をぜひ、お見逃しなく!今月のメールマガジンも、キャンペーンにちなんでインデキサブル工具をテーマにお送りいたします。
さて、早速ですが、今回はいつもと少し違う雰囲気でお送りしたいと思います。OSGのメールマガジンは、2005年10月から配信を開始しております。はじめからずっと読んでくださっている方も、最近登録してくださった方もいらっしゃると思いますが、OSGのHPを覗くと過去のメルマガを全て読むことが出来ます。
この「技術の玉手箱」のコーナーも、時の流れと共に担当者の入れ替わりがあり、私も先輩方が書いた昔の記事を読んで日々勉強しております。そんなある日・・・、 過去のメルマガを読みふけっていたら、こんな記事を見つけました。「メルマガ第61号 ”インデキサブル”」。配信されたのは2010年10月。およそ7年半前のメルマガです。このメルマガが配信された当時から読んでくださっていて、記憶にある!という方もいらっしゃるかもしれません。
「インデキサブル」と「スローアウェイ」。呼び方の違いで、どちらもインサート交換式の工具のことを指す言葉のお話です。これまでは「スローアウェイ:使い捨て」と呼んでいたインサート交換式工具を、「インデキサブル:交換できる」に変え、OSGのカタログでもインデキサブルで統一していく…という内容でしたね。しかし、認知度はまだまだスローアウェイの方が上で、当時、サイトGでの検索結果は、スローアウェイ129,000件に対してインデキサブル 31件。サイトYでは、157,000件に対して19件という状況でした。そして、当時の担当者は「近い将来、このヒット数の逆転を虎視眈々狙っております」と書いています。
時は流れ、2018年現在。この記事が配信されて7年半の月日が経ち・・・、この検索結果がどう変化したのか、気になりませんか?私はとっても気になりました。なので、調べてみました!
結果は・・・現在のサイトGの検索結果は、スローアウェイ2,600,000件、インデキサブル890件。サイトYでは、スローアウェイ2,600,000件、インデキサブル863件でした。数字が大きくてこのままでは比較しづらいので、インデキサブルを「1」として、比率で考えてみましょう。
結果は、以下のようになりました。
サイトG
2010年 インデキサブル :スローアウェイ =1:約4,000
2018年 インデキサブル:スローアウェイ =1:約3,000
サイトY
2010年 インデキサブル :スローアウェイ =1:約8,000
2018年 インデキサブル:スローアウェイ =1:約3,000
どちらのサイトでも、2018年の結果はインデキサブル1に対してスローアウェイ3,000という数値ですから、世間的にはまだまだスローアウェイが主流であり、“逆転”への道のりは長いと感じます。でも、2010年当時と比べると、確実に「インデキサブル」の認知度も上がってきているのではないでしょうか?
キャンペーンは5月31日まで続きますので、これを機に、呼び方ももっと浸透したら良いなと思います。
謹啓、立夏の候、皆様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。3月19日から始まりました 80周年大感謝祭 ご利用頂けましたでしょうか?今月も先月に引き続き、その感謝キャンペーン対象製品からイチオシのご紹介でございます。大型ワークなどの突出しの長い加工でも安定して使える上に低コストなインデキサブル肩削りカッタPSTWを。
PSTWは、両面仕様のインサートですから経済的。しかもインサートの厚みが6.55mmと厚く、剛性に富んだインサートとなっております。とはいえ、両面仕様インサートに在りがちな、単なるヘビーデューティなカッタではございません。切れ味鋭いポジブレーカを採用、低抵抗な仕様となっている上に、さらい刃付で良好な仕上げ面を再現します。以上より、PSTWは、ビビり易い、突出しの長い加工や薄肉ワークの加工で安定した性能を発揮しつつ、良好な仕上げ面が得られる肩削りカッタと言えます。
では、その高い切削領域をご確認頂きましょう。以下のグラフは、突出し長さ160mmで溝加工を行った際の、同じくポジタイプの他社カッタとの比較でございます。縦軸に送り速度、横軸に切削速度を配し、切削可能な領域を可視化しております。PSTWの能率の高さがご確認頂けると存じます。取り代等の詳細は下表を参照下さい。
使用工具 | PSTW12R050M22-4 | 他社肩削りポジカッタ |
使用チップ (材種) | TNKU120608ER-GM XP3035 | 超硬コーティングインサート |
被削材 | S50C | |
切込深さ | ap=3mm ae=50mm (溝加工) | |
突出し量 | L=190mm (3.8D) | |
切削油剤 | エアブロー | |
使用機械 | 横形マシニングセンタ(BT50) |
百聞は一見に如かず、実際の加工も比較してみましょう。以下の動画は、ともに切削速度150m/min、送り速度955mm/minで加工したモノです。切削音、ビビり状態の大きな違いをご体感くださいませ。
PSTWによる溝加工動画
他社品による溝加工動画
続いて、突出し長さ300mmでのL字加工での比較でございます。総体的に、PSTWの方が高い送り速度で加工できることがお分かり頂けるかと存じます。
使用工具 | PSTW12R063M22-5 | 他社肩削りポジカッタ |
使用チップ (材種) | TNKU120608ER-GM XP3035 | 超硬コーティングインサート |
被削材 | FC250 | |
切込深さ | ap=2mm ae=44mm | |
突出し量 | L=300mm | |
切削油剤 | エアブロー | |
使用機械 | 横形マシニングセンタ(BT50) |
こちらの加工も実際の様子をご覧頂きましょう。上記加工を、切削速度200/min、送り速度1,500mm/minで加工した動画がこちらになります。切削音の差をご体感ください。
PSTWによる突出しの長い加工動画
他社品による突出しの長い加工動画
次は、加工面の差をご確認頂きたいと存じます。以下は正面フライス加工における加工面粗さの比較でございます。僅差ではありますが、PSTWの加工面がRa、Rzともに一番小さな値を実現しております。
また、PSTWは先月紹介致しました姉妹品PSEのインサート同様、外周刃に大きなRを設け、側面の加工段差の解消や面粗さ向上にも配慮した仕様となっております。その効能もご確認頂ければ…
さて、OSGのインデキサブル肩削り(ショルダ)カッタは3種類ございます。今月ご紹介のPSTW、先月紹介しましたPSE、そしてPSF。下表を参考に、最適なショルダカッタを、経済的に使い分け頂ければと存じます。
今日は期限の迫った仕事に追われているさらちゃん、表情は悲痛で現場は何やら騒がしい(笑)
さらちゃん
はあ~っ!忙しい!忙し~い!次は~、え~っと、アレやってコレやって…あ、けんさん!けんさ~ん!けんさんは、このデータをグラフにしてね!
けんちゃん
りょ、了解ですぅ(^^;
と、しばし静寂が・・・
けんちゃん
ふ~っ、さらちゃん!データ入力完了だぁ\(^o^)/
さらちゃん
ご苦労!じゃ、次はこの資料の印刷!!!
と、間髪入れずにさらちゃんの指示が飛びます。職場はちょっとした戦場。そんなやり取りがしばらく続き・・・
さらちゃん
You did it! You made it through! Congratulations!!(やったぞ!やり遂げたぁ~!おめでとう!!!)\(^o^)/イエイ!セーフ!ぎりぎり間に合ったぁ!おっ疲れ様でした~~~~!
と、満面の笑み(^^)v
けんちゃん
お、おぉ!お疲れ様。じゃ、これから飲みに行こうか!
と、けんさんもさらちゃんに負けないくらいの満面の笑みで(^^)すると、さらちゃんの顔色は一気に変わり・・・
さらちゃん
はぁ~?何言ってるんですかぁ?もう疲れたから帰りますよ。お先で~す(^_^)/~~ あ、戸締りお願いネ!
最後まで、さらちゃんに顎で使われたけんさんなのでした。チャンチャン(一人一)