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2015年3月号 (第111号)

技術の玉手箱 / インサート

3月になりました。
草木も芽吹き始め、何だか新しい事が始まるような、そんなワクワクした気持ちになる筆者です。
桃の節句も終わりましたね~
ご自宅やご実家に、お雛様を飾られた方も沢山いらっしゃるかと思います。

今回の玉手箱は、お雛様の飾りには欠かせない”ひし餅”の形にちなんで、インデキサブルツールに使用する「インサート」の形など、お話をしたいと思います!

皆さん、インサートの型式にそれぞれ決まりがあることって、ご存知でしたか?
弊社カタログにもご紹介しているページがありますので、またお時間のある時にご覧くださいね。

インデキサブルツール インサートの呼び方(ISO表示)

世の中には様々なインデキサブルツールがあり、そのホルダに取り付くインサート(切れ刃)も大きさや形など様々なのです。
タップやエンドミル、ドリル等のように、呼び方がシンプルであれば分かり易いのですが、残念ながらインサートの呼び方は、アルファベットや数字が組み合わされた少々わかりにくい呼び方になっているのです。

筆者も入社当時は、このわかりにくい呼び方に若干抵抗があり、苦手意識もあったのですが、このインサートの呼び方それぞれに表す意味が分かって来ると、抵抗感も薄れたものでした。ちなみに、”ひし餅”の形に似た”ひし形”のインサートは、呼びの頭のアルファベットが、「D」となるのですよ。おにぎりのような三角は「T」、丸は「R」と決まりがあるのです!
ね、ちょっと面白くなってきたでしょ?

インサートのこの呼び方を全て覚えるのはとっても大変ですし、「頑張って覚えて下さい」などと、筆者は決して言うつもりはありません。筆者自身も、実は全てを覚えている訳ではないのです。
ただ、「このインサートってどんな形だったっけ?厚みはどれぐらいかなぁ?」など確認したい時にこの玉手箱がお役に立てる事を、心から願っているのです♪

‘K爺’のイチオシ商品 / OSG-PHOENIX 肩削りカッタシリーズ PSE

謹啓、浅春の候、皆様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。OSGの窓際の自由人、K爺でございます。このコーナーでは、モノづくりを取り巻く様々な知見とともに、OSGのイチオシ工具を紹介して参ります。皆さまのお仕事の一助となれば幸いでございます。

2014年度の日本の工作機械の受注高は、2007年以来8年ぶりに1兆5千億円の大台を超えたと伺いました。一時は20%を下回った内需も最近では30%を超えているようでございますので、海外のみならず国内の設備投資も上向いているようでございます。

さて、今月は増えている新設設備の生産性に広く寄与できるよう、ベーシックな汎用カッタ、OSG-PHOENIXの肩削りカッタシリーズPSEを紹介させて頂きます。PSEは、インサート底部にノッチ(右図)と呼ぶ、切りくずを細かく分断する機能を持っております故、切りくずの繋がり易いランピングやヘリカル加工で切りくず障害を防止し、スムースに能率よく加工できる肩削りカッタでございます。

PSEは2010年6月の発売来、多くのお客様にご採用頂きました。下のグラフは、お客様満足度調査の結果でございますが、『能率』に関しては非常に高い評価を頂き、85%を超えるお客様にご満足いただいております。

カッタサイズは、ストレートシャンクタイプのφ16からボアタイプのφ125まで全77サイズ、インサートは全41サイズ、各被削材用に加え、コーナRも0.2,0.4,0.8,1.2,1.6,2,3,4,5と取り揃えておりますので、様々な用途に安心してお使い頂けると自負しております。

耐久や仕上げ面の満足度にはまだまだ改良が求められるところはございますが、殊、能率に関してはご安心してご利用頂けるカッタでございます。能率をお求めのお客様で、まだお試しで無いお客様には是非お試し頂きたいと存じます。

尚、本稿の確認を開発者に行ったところ、『耐久向上に向けたインサートの開発も最終段階』との言質を得ることができましたので、近い将来、耐久においても高いご満足を頂けるPSEへと進化することが期待されます。本品も日本のモノづくりの生産性向上に寄与出来れば幸甚でございます。

謹言

【Q】限界ねじゲージでのねじ検査はどのように判定しますか?

【A】ねじゲージの合否判定(ISO)

通り側 → 過大な力を加えることなく手でねじ込んだ時、ねじの全長を通り抜ける

止り側 → 2回転を超えて入らない

この場合、ねじは検査に合格となります。

英語ワンポイント / Freshman

入学式、入社式シーズンになるとよく耳にするようになった言葉、そう、フレーッシャーズ。スーツの宣伝とかでも耳にしますよね。それと同義語として使われるのがfreshman。
この言葉、実は学生にも使われるって、ご存じですか?

アメリカの高校・大学は4年制。日本でいう中学3年生~高校3年生の4年間が高校(High School)なのです。
1年生: Freshman
2年生: Sophomore
3年生: Junior
4年生: Senior

1st year はFreshmanっていうんだよ!って教えてもらったのに、Freshmanのmanを見て、私は女だから!とFreshwomanに直し、笑われたこと。
JuniorとSeniorをみて思わずお父さんと息子(例えばMartin Luther King Junior.のお父さんはMartin Luther King Senior)を想像し、違和感を感じたこと。今では懐かしく思います。

ある日、脱chubbyをめざし、ランニングマシンの上をせっせと歩いていた時、とあるテレビ番組で「一人暮らしができるか心配な学生の為に、大学側が1週間、一人暮らしのお試し期間&サポートをしている大学が増えている」、というのを見ました。
そこで思い出した大学1年の時・・・私は寮生活でしたが、親元を離れての生活は不安で、よく、泣きながら国際電話をしていたのを思い出します。のちは楽しくて寮を出るのが嫌でしたが。
そのアメリカの大学には[Freshman 15]という言葉がありました。これはどういうことかというと、高校までの実家暮らしでは栄養バランスが整った食生活を送っているが、大学の寮にはいると、カフェテリアでの生活になる。このカフェテリアがブッフェスタイル、お皿は大きく、またピザ、パスタ、バーガー・・・と好きなものを好きな時に好きなだけ食べられる。そんな風に食生活が変わることで大学1年生は1年で平均15ポンド(約7キロ)太る・・・というジンクス?があるのです。私?私ももれなく1年間で10キロ太り、夏休みの3ヵ月実家に戻って10キロ痩せたという経験があります。
2年目に大学に戻ったらまた体重が増えてしまい、その後痩せることはなく、今に至っております・・・・恐るべし、Freshman 15・・・

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