メールマガジン
2014年5月号 (第101号)
技術の玉手箱、101回目のスタートです!
引き続き、読者の皆様には身近な情報を“分かり易く”お伝え出来るよう筆者、ネタ収集に励みます!
オリンピック、ご覧になられた方も多かったかと思います。感動しましたね♪ ジーンと来ましたね♪ 好きな競技は其々ですが、やはり日の丸を目にすると、自然と手に力が入りました。(実は・・・この原稿書いたのは2月なんです)
そんな中、日本人で最初にメダルを手にした“ハーフパイプ競技”の若者二人♪ 大舞台でもびっくりするぐらい堂々としていましたね。カッコ良かった!葛西選手のように、今後のオリンピックでも新たな伝説を生んで欲しいものです☆
ハーフパイプの競技を観ていた私は、ふと、パイプという言葉にひっかかりました。職業病でしょうか・・直接この競技とは関連がない言葉かもしれませんが、皆さん、パイプの大きさの表現が2種類あること、ご存じでしたか!?
呼び方 | 呼び方 | ||
B | A | B | A |
1/8 | 6 | 3・1/2 | 90 |
1/4 | 8 | 4 | 100 |
3/8 | 10 | 5 | 125 |
1/2 | 15 | 6 | 150 |
3/4 | 20 | 8 | 200 |
1 | 25 | 10 | 250 |
1・1/4 | 32 | 12 | 300 |
1・1/2 | 40 | 14 | 350 |
2 | 50 | 16 | 40 |
2・1/2 | 65 | 18 | 450 |
3 | 80 | 20 | 500 |
JISに、パイプ(管)の呼び方について表記があります。呼び方を、“A”と“B”に分けて表記されています。皆さんがよく図面などで目にしたり耳にしたりする呼び方は、インチ呼び。1/8、3/4、1インチ・・・等々。このインチ呼びは、先程の表現で言う”B”の表現となります。このインチ呼びをそのまま“A”の表現に直してみると・・・(上記表組参照)
15A、20A・・・目にする、耳にする頻度は少ないかもしれませんが、覚えておくとちょっぴり鼻が高~い!かもです♪
最後にもう1つだけ。今お話しに挙げたのはあくまで管(配管)の径であって、ねじの種類を特定するものではありません。PTなのか、PSなのかPFなのか・・・ここまで確認して頂ければ、あなたもメダル級です♪
謹啓、春光うららかな新緑の候、皆様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。初めてお目にかかります、OSGで窓際の自由人として初老を迎えた‘K爺’と申します。
このコーナーでは、モノづくりを取り巻く様々な知見とともに、OSGのイチオシ工具を紹介して参ります。皆さまのお仕事の一助となれば幸いでございます。
『日本の生産性は高くないらしい・・・』
早速ですが本題に入らせて頂きます。最近のK爺の杞憂は、日本の生産性でございます。「日本の生産性はOECD加盟国34カ国中19位」と日本生産性本部の2012年度の報告でされています。
加えて、少子高齢化に伴う人口減少の他、16歳以上65歳未満の就労可能年齢層の減少という課題がございます。下のグラフは総務省統計局のデータです。
よりグローバル化が進む中、我々日本人のモノづくりを継承・発展させていく為には、生産性向上が不可欠と考える次第でございます。付加価値を上げて時間あたりの生産性を高める方策もありますが、今回は、時間あたりの生産量を増やして生産性を高める視点から、イチオシ工具を紹介させて頂きます。
『高能率穴加工で生産性向上』
被削材FC250のΦ6.8の穴加工を 送り速度17メートル/min(※誤記ではありません、正式表記では17,039mm/min)で加工した社内実績もあるメガマッスルドリルが今回のイチオシ工具でございます。
刃先剛性が高く3枚の刃を持つメガマッスルドリルは、高送り加工が“売り”でございます。 “能率向上”を目的に試用されたお客様の、実に91.7%のお客様にご満足頂きました。ご満足頂いたお客様の70%以上が、建機・農機・自動車等の部品の加工をされているお客様で、鋳鉄や合金鋼で高い評価を頂けていることが確認されています。
反面、高送り加工はスラスト抵抗が大きくなる為に、低炭素鋼などの軟鋼であったり、強力なクランプが難しかったり、また機械の剛性が充分でない場合は実現が難しいものでございます。充分な加工環境下でございましたら、是非、高能率な穴加工で『生産性向上』を図って頂きたいと存じます。そして、私どものメガマッスルドリルが、日本のモノづくりの競争力強化に貢献出来れば幸いでございます。
以上、『日本の生産性』向上をテーマに、‘K爺’のイチオシ商品をご紹介させて頂きました。
謹言
【What's up? / やあ!】
What's up? ときかれて単純に訳せば何が起こってるの?
いやあ、トラブルも起きてないし特にお腹もいたくない・・・
一度ならなんとかごまかすものの、毎日あってる友人に毎日会うたびに聞かれたら・・・
あなたなら何と答えますか??
の What's up 、言ってみればやあ!とか元気?調子どう?という意味になるのでしょうか。
もしくは大阪風にいえば「もうかってまっか?」
そして「ぼちぼちでんな」に当たるのが Not much, and you? というわけです。
これがスムーズに言えるようになるまで苦節1年(時間かかりすぎって?)
だって初めは意味も分からず、ドキドキしたんだもの。
これが言えるようになったとき、「ああ、あたし、やっとなじんだわ、この国に・・・」と思ったものでした。