メールマガジン
2025年2月号 (第227号)
![技術の玉手箱 / 迷わずスカッとSTD](../../images/2502_t1.jpg)
Commercial(コマーシャル)を「CM」
Television(テレビ)を「TV」
thanks(ありがとう)を「thx」
卵かけごはんを「TKG」(?)
などなど
元の言葉から短く簡潔に略す表現は私たちの暮らしの中のあちこちで見かけます。
国語の教材でもよくとりあげられる古典落語の「寿限無(じゅげむ)」では、生まれた子に縁起の良い名前を付けたい親の思いが高じて最終的になんと130文字以上にエスカレートしてしまいます。
これだってもし今風に言えば「俺、JGM、ヨロシク~」となるのでしょう。(意外とCoolかも!)
さて、当社のねじ加工工具、タップにおいても重要な役割を持った略称が存在します。STANDARDの略である、タップの精度「STD」です。
STANDARDとは「標準的な」とか「普通の」と直訳されます。ですから、タップ精度「STD」とは世の中のめねじ加工時の精度指示として広く普及している、
メートル(M)ねじならはめあい区分:中(従来JIS2級めねじ相当)
ユニファイ(U)ねじなら2Bめねじ相当
が加工できるように設定したタップ側のおすすめ精度、という意味となります。
なお、ここでいうメートル(M)ねじについての「相当」には、現行のJIS規格(ISO等級)における「6H(M1.4以下は「5H」)」もしっかり対象として含まれます。(実はコレ、お客様からとても多いご質問です!)
やや深い話になりますが、STD精度の背景もご紹介しましょう。
そもそも、タップの精度として当社では階段状にずらしながら、複数区切る「OH精度」を採用しています。数字が大きくなるにつれ、ひと回り、ふた回り(簡単にいうとより太く)寸法変化させる当社独自の設定区分です。ただ、この中からどれを選ぶべきか迷ってしまう、とのお声も多くいただいていたため、よりスムーズに選定できるよう改善した追加表現がSTD精度です。
タップを使うにあたって、対象の被削材に対し、様々な加工環境(機械や油剤など)が想定される中でも、おおむね「はめあい区分:中(従来JIS2級めねじ相当)」がうまく仕上がる見込みの高いOH精度を、ひとつだけピックアップして「STD精度」と称しているのです。
ですから、同じねじ呼びであってもタップの用途・特性が異なれば、STD精度に充てられるOH精度は必ずしも同じとは限りません。
例えば樹脂(プラスチック)材は仕上がり寸法が縮小しやすい傾向が高いため、STD精度として、意図的にあらかじめ大きめのOH精度を充てる工夫をしています。
オーバーサイズとなるタップ精度「STD+1」や「STD+2」については、2018年10月号 (第154号)で解説しています。
簡潔に略した語のように、タップ選定もあれこれ迷うことなくスッキリ効率よくいきたいですよね。その一助としてぜひ、STD精度をご活用ください。
※なおSTD精度はめねじ精度の確保を保証するものではありません。必ずねじゲージでの確認をお願いします。
![K爺のイチオシ / タッピングジェルスプレーPro](../../images/2502_k1.jpg)
謹啓、晩冬の候、皆様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
オーエスジーは、先月、新しい中期経営計画を発表いたしました。長期ビジョンは、
カーボンニュートラル時代に向けて
世界のモノづくり産業に貢献する
エッセンシャル・プレイヤーへ
2021年に発表しました前計画を継承し、新たに環境スローガンとして、「環境に優しい会社・環境を大切にする文化」を掲げました。来たるカーボンニュートラル時代におきましても、世界のモノづくりの現場で必要とされるよう、もっともっと精進して参りたいと存じます。引き続きよろしくお願いいたします。
早速ですが、こちらをご覧くださいませ。昨年のJIMTOFでご応募頂きました、ある製品の先行モニターの皆さまのご試用結果のアンケートでございます。
おかげをもちまして、いよいよ今月、発売の運びとなりました。ということで今月のイチオシは、先行モニターの皆さまにご評価頂いた『タッピングジェルスプレーPro』でございます。以下、我々の自負する特長と、実際にご評価いただいたモニターのかたの生の声を並べてみたいと存じます。
我々の自負する特長
1.液だれしにくいジェルタイプ✓少量で充分な潤滑性が得られ、経済的で環境に優しい
2.タッピングペーストに比べ、エアーで除去しやすい
✓完全な油分の除去には脱脂が必要です
3.折り畳み可能な2wayノズル
✓用途に合わせ、噴射方法の切替が可能
※先行モニターは試供品サイズのため、ノズルの仕様が異なります。
先行モニターの皆さまの声(抜粋)
「少量でも効果があり良かった。バイスや作業台が油でベタベタにならず、作業しやすくなった」「ジェル状だったのはかけてすぐのみで、すぐに流れていった。エアーで吹いてもベタベタはそのままで、他のタッピングスプレーとの差がわからなかった」
「従来使用していたタッピングペーストに比べ、切刃への馴染みが良く、加工後の洗浄性がとても良かった。また、加工面や性能も問題なかった。ただしスプレー式なので塗布の手軽さはあるものの、量の加減が難しく、タッピングペーストのような刷毛塗りタイプがあると良い」
「中身は問題ない評価だか、肝心のスプレーの使い勝手が悪い。スプレーの勢いが強いため、タップ工具周辺にも内容物が飛び散る。一旦、別容器に吐出し、刷毛で塗って使用した」
「現使用油と比べると液ダレがなくワークの後処理が楽に感じた。液体に比べて使用箇所への拡がりは悪いように思える。臭いが気になると言う声も上がった。安価なタッピング油で起こりやすいむしれなどは確認できなかったので値段次第では購入を検討したい」
先行モニターの皆さま、ご評価ありがとうございました。必ずしも、全てのご使用シーンにおいて我々の自負する特長がご評価いただけた訳ではございませんが、タップメーカがお奨めするタッピングジェルスプレーPro、現行品に満足できない場合など、ぜひお試しいただけたらと存じます。
本稿も、皆さまのSDGsな課題解決として、また、お仕事の付加価値や生産性の向上に貢献できれば幸いでございます。
![OSGお土産100選 / たべりん](../../images/2502_o1.jpg)
OSG月刊メールマガジン「OSGお土産100選」!
日本のみならず世界各地で働くOSG社員がおすすめのお土産をご紹介します。
今回、ご紹介するお土産は、三河営業所の内藤より推薦の「えびせん家族 たべりん」です。
推薦コメント:
今回ご紹介するお土産は、えびせん家族の「たべりん」です!
「たべりん」は、一口サイズのおせんべいが1袋に8種類も入ったお菓子で、いろいろな味を一度に楽しめるのが魅力です。驚きなのは、なんとトレーまでおせんべいでできていて、全部食べられる事です!
この「たべりん」は、2017年の全国菓子大博覧会で名誉総裁賞を受賞し、2020年には OMOTENASHI SELECTION 2020 も受賞した、三河地区を代表する名物お菓子です。
私も初めて食べたとき、その美味しさに、一口、また一口…気づけばトレーまで完食していました!私のイチオシは 緑色の浜焼き。口に入れると海苔の香ばしさが広がり、噛むほどにみりんの甘さが感じられる、絶品のおせんべいです。
三河地区に来たら、豊かな自然を楽しみながら「たべりん」を食べりん!
えびせん家族公式サイト:https://www.ebisen.com/
こんにちは!三河営業所の内藤です
静岡県菊川市出身の入社1年目、趣味は運動と美味しいものを食べることです。幼稚園の年長から大学まで、18年間もサッカーに打ち込んできました。得意プレーはロングキックとヘディング!…ですが、最近ハマっているフットサルではなかなかその技を活かせず、ちょっと苦戦中です。早く新しい得意技を見つけたいです!
そしてもう一つ大好きなのが「食べること」。大学時代には静岡県で有名なハンバーグ店「さわやか」でアルバイトをしていました。ハンバーグの切り分けやソースがけには絶対の自信ありです。
最近は運動と食の楽しみを合わせて「ランニング後のアイス」にハマっています。消費カロリーと摂取カロリー、どっちが多いのだろうと考えながらも、甘い誘惑に負けてしまいます…でもやめられません!!
配属されて最初は分からないことだらけで不安でしたが、優しく明るい諸先輩のおかげで毎日楽しく働いています。これからも、できることを少しずつ増やしながら、ひたむきに謙虚に頑張ります。よろしくお願いします!