メールマガジン
2015年1月号 (第109号)
新年、あけましておめでとうございます。 本年も引き続き、かおりん!いやいや、技術の玉手箱!にお付き合いよろしくお願いします。
皆さま、お正月休みはいかがお過ごしでしたか?私、かおりんの恒例行事?といえば、箱根駅伝観戦!「毎年かかさず観ているよ~」と言われる方も沢山いらっしゃるのではないでしょうか?母校が出場されている方もいらっしゃるかと思います。つい、力が入りますよね~。今年最初の玉手箱、今回は箱根駅伝に出場するランナーにちなんで、「台形ランナ」についてお話したいと思います!(ちょっと強引!?笑)
そもそも「台形ランナ」って、何でしょう?ご存じではない方もいらっしゃるかと思います。恥ずかしながら筆者もその一人でして、「台形ランナ用の工具」というものが標準品であるのは知っていても、実際にどんな場面で使われているのかよく分かっていませんでした・・。
台形ランナとは、金型成形などで使用される樹脂の通り道を言うのです。樹脂がこのランナを通り、製品部分まで流れていくのです。そのランナの断面形状には大きく分けて丸と台形があり、丸の方が通り道としては広くなりますから、切削抵抗も少なく樹脂も流れやすくなるのだけれど加工の事を考えると、片側加工だけで済む台形のランナが一般的に広く使用されているようです。
でも悲しいかな、ランナは樹脂を流すためだけの部品であって製品そのものではないのです。ですから、極力樹脂の流れる通り道は最短になるように設計してあげるのが、理想的なのです♪
駅伝も選手がやはり表舞台に立ちスポットライト浴びることが多いですが、台形ランナじゃないですけど、陰で選手達が走りやすくなるよう体調面であったり精神面であったりとサポートする陰のスタッフが沢山いて、駅伝が成立するのですね♪ 金型加工と駅伝、全く形は異なりますが、目指す所は同じかもしれませんね♪
では、今年も1年、執筆に走りますよ~♪
謹啓、新春の候、皆様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。OSGの窓際の自由人、K爺でございます。このコーナーでは、モノづくりを取り巻く様々な知見とともに、OSGのイチオシ工具を紹介して参ります。皆さまのお仕事の一助となれば幸いでございます。
さて、昨年のJIMTOFでは、ご来場頂いたお客様に様々なアンケートにご協力頂きました。その中から2つ紹介させて頂きます。一つ目は『現在取り組んでいる経営上のテーマは』。一番多いのは生産性向上で、全体の44%を占めております。本コーナーが始まった際に、日本の生産性に関して問題提起させて頂きましたが、既に、皆さん取り組んでおられることが分かりました。
2つ目は『実現したい加工は?』でございます。難削材や高硬度材加工など、難加工を実現するニーズが多い中、「使用工具を見直したい」との声が多いことが確認できた次第でございます。
そこで今回は、新しい年とともに、工具の見直しを図り生産性向上に寄与出来るイチ押し製品を紹介させて頂きます。当社のインデキサブルドリル、OSG-PHOENIX P2.3.4.5Dでございます。Pの後に続く数字は対応できる加工深さ(L/D)を表しております。
2013年の7月に、インデキサブルドリルでは安定加工の難しい、5D用のP5Dをリリースし、2014年11月、2.3.4Dの短いタイプを拡張いたしました。P2.3.4.5Dは、切りくず排出に、特に注力したドリルなのです。
ボディのインサート取り付け付近にはチップブレーカの機能を施し、切りくずが分断され易いようにしており、更に、現物をご覧頂ければ一目瞭然ですが、ピカピカの溝を施し、切りくずが安定して排出されるようにしてございます。つまり、切りくずを細かくした上に、溝の途中で詰まり難いドリルなのでございます。
またインサートは、内刃と外刃が同一の4コーナ使いとなっております故、経済的且つ工具管理が楽なのでございます。
余談ではございますが、インデキサブルドリルは、旋盤、複合機、マシニングと幅広い機械で使用されます。タップ、エンドミル、ドリルとソリッド工具の多い当社では、インデキサブルドリルの性能評価を行える機械がございませんでした。そこで、このP2.3.4.5Dの開発におきましては、大型の複合機、マシニングを導入することから始まったのでございます。そして、試作と評価試験を繰り返し、P2.3.4.5Dは形になりました。手前味噌ではございますが、大きな投資から生まれたP2.3.4.5D、今現在お使いのドリルに多少なりともご不満な点がございましたら、一度お試し頂きたいと存じます。
「切りくず排出に難の多いインデキサブルドリルの加工に、安定性を低コストにご提供」、これがP2.3.4.5Dのコンセプトでございます。皆さまの夢をカタチに、皆さまのお仕事の一助となれば幸いでございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
謹言
【 chubby / チャビー 】
聞いた感じはカワイイけれど、ええ、ワンちゃんの名前ではないのです。
寝正月だったワタクシに少々耳が痛く、鏡を見るとココロも突き刺さる言葉なのです。
ですが、「デブ」というようなネガティブな意味合いでつかうことより、愛らしさを込めたまさしく「ぽっちゃり・・・した!?」というようなニュアンスで使うことが多いようです。
・・・とりあえず、脱chubbyが今年の目標でしょうか!?
右京:「先輩、いいお休みだったようですね!」
五十嵐:「うん、いいお休みだったけど、なんでわかるの?」
右京:「Because your face seems a bit chubbier ! (だって、顔がまえよりちょっとぽっちゃりしてるもん!)
」
五十嵐:「こら~!乙女にむかってなんてことを!これはむくみよ、む・く・み!!! そういう右京君はどうなのよ!!chubbyどころかそのズボン、はち切れそうじゃない!」